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VR を使うと 理科や社会科がもっと面白くなるだろう

先日、東京で VR を体験してきた。
最初は正直なめていた。
どうせ、たいしたことがないのだろうと思っていた。

ゴーグルをつけてやるゲームというのは、結構前からあるし、筐体が動くものも多かった。
そんなのに毛が生えた程度だと思っていた。

実際体験してみたら、私の予想は大きく外れていた。
一昔前のゲーセンゲームレベルとは全く別のものがそこにはあった。

臨場感とか 体の動きとのシンクロ具合とか、まさにVRだった。
これが教育の現場に導入されるとかなり面白いことになると感じた。
なかなかその場に行って見ることができないものを VRで疑似体験させることが有効だと思う。

私が住んでいる東北の田舎には前方後円墳などない。
だからどうしても写真資料や映像資料で学習するしかない。

昨年、大仙古墳、五色塚古墳と立て続けに二つの古墳を見てきた。
大仙古墳はでかすぎてよくわからなかったのだが 五色塚古墳は 素直に感動した。

青森の奥地から五色塚古墳を実際に見に行くことは困難だが VR があればそれを体験することができる。
もしかしたら本物を見るのと同じような感動を味わえるのではないだろうか。

理科では地層の勉強で使えそうだ。
私の勤務する学校の近くには、教科書に出てくるような理想的な地層の断面が露出した場所はない。
だからこれも、教科書の写真や映像資料で学習するしかない。

実際に見に行ければ一番良いのだがこれもVR で何とかできそうだ。
実際問題として、タブレットもろくに導入できないような学校にVR が導入できるはずがない。

実際に見に行くべきという方もきっといらっしゃるだろう。
確かに本物には絶対に勝てない。
でも限られた時間の中で、全ての本物を見せることはできない。
だったら少しでも 本物に近いものを体験させたいではないか。

今はまだ高価な機械だが、これからどんどん普及して低価格化が進むと、いつかは学校にも導入されるかもしれない。
きっと、その頃に私は退職していることだろう。

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