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事務担当による科研費申請書チェック②(添付ファイル項目)
Web入力項目に続いて、Wordで作成する【添付ファイル項目】のチェックポイントを紹介します。
1.申請書様式
昨年の申請書を使い回して提出したら、様式が古いです、と事務から返された経験はありませんか?
申請書様式は進化します。
必ず最新の様式(Wordファイル)をHPからダウンロードする必要があります。
2.ヘッダー部分
各ページのヘッダー部分にある【項目名】や【ページ番号】が既存の状態から変わってしまっている申請書があります。
ページ番号が飛んだり、同じ番号が続いたりしている場合は修正をお願いしています。
時々、ページ番号の修正方法を問い合わせてくる方がいますが、個別の修正に対応していると、他の申請書チェクに割ける時間がどんどん減ってしまいます。
Wordソフトの使い方に関しては、まず、ご自分で検索して調べるなり、所属部署の事務さんなどに相談いただくなりしてほしいところです。
3.概要
最初に記載する(概要)については、10行程度で記述すること、となっています。
短か過ぎず、長過ぎず、です。
4.ページ数
各項目で定められたページ数が守られているかを確認します。
4ページで記載する項目が3ページで終わってしまっても、空白の4ページ目は削除してはいけません。
そもそも空白ページは読み手の印象が悪くなります。
文章を追記するとか、図表を挿入するとかしてフルページで記載したいです。
5.図表などのカラー
基盤研究(C)の研究計画調書は、モノクロ印刷にて審査に付されることとなっています。
図表の色によっては白黒になった際に見えにくくなる場合がありますので、確認が必要です。
6.研究目的、方法、応募者の研究遂行能力及び研究環境
事務チェックに届く申請書は上長の校閲を経ていることが前提のため、研究内容に関わる部分については、変換誤りや文字化けがないかどうかの確認をしています。
専門的な固有名詞や記号などは、間違っていても事務担当には分かりませんし、言葉の表現が多少わかりずらくても修正の判断はできません。
7.見た目が大事
立派な研究内容であっても、審査委員に興味を持ってもらい、最後まで飽きずに読んでもらわないことには評価されません。
事務担当から見て、次のような申請書はちょっと読みにくいなと思います。
・図や表がなく、文字のみで書かれている
・全ての文字が同じフォントで、重要な部分がわかりにくい
・反対に強調文字が多過ぎて、一番強調したいことがわからない
・空白行がなく、段落の区切りがわかりにくい
たまにですが、文中の句点に(。)でなくてピリオド(.)、読点に(、)ではなくてカンマ(,)を使用した申請書があります。
理系の論文では一般的のようですが、素人の私からすると、( 。)や( 、)の方が読みやすいなぁとは思います。
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