アラカン事務員|駆け込み申請はドキッとして心臓に悪いです
支払請求書と同じ時期に提出する基金分課題の書類ですが、こちらは最終年度の課題をもつ研究者が必要に応じて提出する書類になります。
必須の書類であれば、未提出の研究者に催促できますが、提出者がわからない書類ですと、事務局はただ待つしかありません。
基金分の種目は、最終年度に延長申請することにより、1年間研究期間を延長できるのです。(一部例外あり)
研究を行う上では、自身の都合やそれ以外のいろいろな要因によって、計画が予定どおりに進まなかったり、一定期間中断せざるを得なかったり、ということがあると思います。
そんな場合に活用できる、うれしい制度です。
自分の研究課題が基金分かどうかは、課題番号を見ればわかります。
課題番号のアルファベットが「K」だったら「基金」。
(ちなみに「H」は「補助金」です。)
新型コロナウイルス感染症の影響により研究活動への様々な支障が生じていることが考慮され、既に令和4年度まで延長承認を得ている、又は特例による再延長の実績が1回までの研究課題について、当該感染症の影響により更なる研究実施計画の変更等が必要となった場合につき、所定の手続により令和5年度までの延長を認められることとなっています。
通常1回(年)のところ、3回(年)も延長が認められるとは、パンデミックが研究活動に及ぼした影響の大きさがわかります。
数名の研究者から、自分の課題が延長の条件を満たすかどうかのお問い合わせをいただきました。
延長を重ねる間に新しく応募した課題が採択され、現状、基盤研究(C)を2件持っています、という方もいたりして。。
こちらの書類も学振への送信期限が3月1日。
駆け込み申請は、事務局として結構アセります。
最終期限の間際、事前の連絡なしにシステム上にポッと申請が上がると心臓に悪いです。
「あっ、申請を忘れていた!」という方はお早めにご対応ください。
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