記事一覧
【たべもの九十九・ら〜らっきょうは故郷の味】
らっきょう、お好きですか?
ちょっと辛みや独特の香りがあるので、好き嫌いが分かれそうですよね。らっきょうといえば甘酢漬けでしょうか。福神漬けと並んで、カレーの薬味としても重宝されていますよね。
らっきょう、子供の時から好きでしたか?
私は好物とは言えないけど、子供の頃からよく食べていました。常備菜のように家にあったから。そして、うちで食べていたのは茶色がかったらっきょうです。
ね?茶色っぽ
【たべもの九十九・や】野草酵素ジュース〜ぼくらはみんな生きている
(料理研究家でエッセイストの高山なおみさんのご本『たべもの九十九』に倣って、食べ物の思い出をあいうえお順に綴っています)
数年前から毎年春と秋に野草を摘んで果物や野菜と合わせて野草酵素ジュース作りをしている。野草は山梨県大月市にあるピラミッドセンターで摘ませてもらっている。
ピラミッドセンターは、JR中央線の梁川駅から歩いて10分くらい、里山に囲まれた自然豊かな場所にピラミッド型の建物があるイ
【たべもの九十九・も】もんじ焼き〜駄菓子屋の風景
(料理研究家でエッセイストの高山なおみさんのご本『たべもの九十九』に倣って、食べ物の思い出をあいうえお順に綴っています)
母から卵をひとつもらってお店に向かう。
途中で車道と歩道を分けるコンクリートの分離帯の
上を歩く。バランスを崩して慌てた私は卵を道に落として割ってしまう。今日は卵なしでもんじ焼きを食べなければならない。残念で仕方がない。卵があるとないとでは味が全然違うのだ。
これは小学校
【たべもの九十九・め】メンチカツ〜ハンバーグだと思っていたもの
(料理研究家でエッセイストの高山なおみさんのご本『たべもの九十九』に倣って、食べ物の思い出をあいうえお順に綴っています)
子供の時、晩御飯に出るとうれしかったもの。
誰もが一つはそんな思い出の一皿があるだろう。
父がいる夕飯の席は、大体が父主体におかずが作られる。魚、煮物、天ぷら、漬物。色合いは地味だった。おかずがお肉や餃子の日は嬉しかった。
特に好きだったのはハンバーグ。うちのハンバーグは
【人生デザイン セルフコーチングジャーナル】~人生の航海図がここにある~ワークショップメンバー募集します!!
自分が本当に生きたい人生を送っている人ってどのくらいいるのかな?
やらなくてはいけないことに追われてあっという間に一日が終わってしまったりしていないかな?
毎年目標を立ててはみるけれど、達成することなく一年が過ぎたりしていないかな?
自分にダメ出しして、自分をいじめてしまっていないかな?
そもそも自分が本当に望んでいるものがわかっているのかな?
自分が生まれてきた意味ってなんだろうって考
【たべもの九十九・み】水羊羹〜おせち料理は買う派?作る派?
(料理研究家でエッセイストの高山なおみさんのご本『たべもの九十九』に倣って、食べ物の思い出をあいうえお順に綴っています)
今年も残り2日。おおかたの家では掃除を済ませ、正月準備も終えていることだろう。我が家は大掃除はできず、いつもの掃除の拡大版くらいで、正月飾りだけ整えた。あとは年末年始の食事の準備だ。スーパーに行くと、お正月食材がたくさん並んでいる。小分けの商品を買ってお重に詰めるだけでも立派
【たべもの九十九・ほ】ホットケーキ〜トラのバターのやつ
(料理研究家でエッセイストの高山なおみさんのご本『たべもの九十九』に倣って、食べ物の思い出をあいうえお順に綴っています。)
ホットケーキを初めて食べたのはいつのことだったろう。『ちびくろサンボ』を読んだのが先だったか、ホットケーキを食べたのが先だったか、どうしてもそこが思い出せない。どちらが先だったとしても、この二つは私の中で分かち難く結びついている。
『ちびくろサンボ』は、夫とインドに滞在し
【たべもの九十九・へ】ペペロンチーノ〜酔っ払いのスパゲッティ
(料理研究家でエッセイストの高山なおみさんのご本『たべもの九十九』に倣って、食べ物の思い出をあいうえお順に綴っています。)
好きな人に初めて作った手料理が何か覚えていらっしゃるだろうか?あるいは作ってもらったものを。
私が夫に初めて作った料理はスパゲッティアラビアータだった。唐辛子を入れて辛味をつけたトマトソースのスパゲッティ。
みじん切りにしたニンニクをオリーブオイルで炒め、赤唐辛子の輪切
【たべもの九十九・ふ】ふぐ〜はじめて物語
(料理研究家でエッセイストの高山なおみさんのご本『たべもの九十九』に倣って、食べ物の思い出をあいうえお順に綴っています。)
9月に入って急に気温が下がり、冷房の使用をやめて掛け布団を出した。近所の緑道を歩くと秋の虫の音が聞こえ、9月半ばになると金木犀が香り出した。季節は変わり、夜が長くなっていく。
寒くなってくると温かい食べ物が恋しくなる。これからの季節、食卓にはスープや煮込み料理が増える。鍋
【たべもの九十九・ひ】ビール〜人生にはビールが必要だ
(料理研究家でエッセイストの高山なおみさんのご本『たべもの九十九』に倣って、食べ物の思い出をあいうえお順に綴っています。)
週に一度、横浜の青葉区にある里山の田畑に通っている。そこで野菜を植えたり、田圃を作ったりと野良仕事体験をしている。
収穫したものは皆で持ち帰ったり、そこで食べたりと楽しませてもらっている。
田植えは裸足になって水を張った田圃に入り、一列に並んで手で植えた。ほんの一反だけで