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友だち

長い付き合いの
友だちの1人から
お祝いのメッセージと共に
先日
徳川美術館に行ったら
丁度
源氏物語の展示が
あって
大河ドラマ
“光る君へ”で
紫式部にライトのあたる
昨今
タイムリーな観覧の
機会を得た友だちの
メールが弾んでいて
私まで心弾みする。

彼女は菓子メーカーの
今は会長職についているが 
主力商品が
“土左日記”という
   高知の銘菓だ。
凝った装丁の箱に
入ったほんのり甘い
小さな餅菓子。
徳川美術館では
紀貫之の
“土佐日記”との邂逅も
あって
いよいよボルテージが 
上がったそうだ。
先代のお父さんは
商売上手で商売熱心
とても心温かい素晴らしい
魅力溢れる方だった。

ペギー葉山さんの
“南国土佐を後にして”が
大ヒットして
この時代
高知が新婚旅行の
メッカになり
観光客も増加して
お土産として
購入する方が多大。
大層に商売繁昌していた。

1人娘だった友だちは
素敵な婿養子を迎えて
4人の子宝に恵まれて
息子の1人に社長職を
譲って
今や悠々自適の生活だ。
お互いに波乱のある
人生だったがよかった。

今日は13日ぶりの
メンテナンス日だった
先生には
夫が表装した掛け軸を
差し上げた….
とても喜んでくれたので
私もとても嬉しかった。
友も私も穏やかに
日々を過ごせて幸せだ。

  ラブ&ピース





 




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