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詩: ともしび


心のおくに
あいとやさしさのみなもとがあり
それが命のともしびなのだと
聞いたことがある

その光で
世界を照らすことができるよう
明るく燃えよう 高く掲げよう
そう思っていた

風の強い夜に
心のおくをさぐるとき
命のともしびに照らされているのは
わたし自身であったと気づく

だれよりも近いところで
光とぬくもりを受け取って
わたしがそのやさしさに触れていた
だれかにやさしくする ずっと前に

だからわたしがわたしの
あいとやさしさを受け取るのは
当たり前のこと

いつも穏やかにともしびを抱いて
明るい光の中を歩むのは
当たり前のこと


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みえる
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