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tomekantyou1
詩: かりうど
わたしの言葉をさがしにいく
それは思っていたものと全くの別物で
わたしの願っていた旅とは
なんの関係もないのかもしれなかった
わたしがわかるとつぶやいた
彼らの言葉は わたしに
なんの関係もないのかもしれなかった
焚き火を囲んでいる人たちから離れて
わたしの言葉をさがしにいく
飾り気のない日々の雑語に
わたしの居場所がある
罠をかけ仕分けをする仕事がある
(これがわたしの言葉?)
感情の入るすきのないことで幸い
わたしは私を分けている
わたしの願っていた旅とは
わたしの言葉をさがしにいくこと
ではなかったか
焚き火から逃れてゆくように
わたしの言葉をさがしにいく
わたしのノートの中にすら
生きのびたものだけが生きのこるという
強者の論理が栄えている
焚き火
旅のさなか わたしの
かりの言葉を研きつづける
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