「シャーロック•ホームズの冒険」#18
第18話「修道院屋敷」
難事件の気配を察しホームズを呼び寄せたホプキンズ警部のナイス判断ですね。警察にできないことを探偵がやり遂げるという構図になるのでしょうか。現代でいうDV要素も加わり、どの視点で事件を観るかによって心証が変わります。
まだ暗い早朝、眠るワトソン君を起こすホームズ「起きろ。ゲームが始まったぞ」(痺れる…)二度寝しそうになるところで再度声をかけるのはサスガ。笑
馬車に飛び乗りケルンの大邸宅へ。亡くなった地主、未亡人となるメアリーの顔面には痛々しい傷が残り、影のようにひっそり付き添う乳母テレサ…犯行を目撃したメアリーの供述によりホームズの出番がなくなりそうに。
「呼び立てる必要はなかった」と謝るホプキンズ警部「天下の名医が鼻風邪に呼ばれた」ととりなすワトソン君。メアリーの体には事件の傷以外にも傷があり…酒とDVの気配が漂い、違和感を感じて汽車を降りるホームズ。
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個人的に今回の話はちょっとモヤりました。欺くつもりがなくても、真相を捻じ曲げてしまえるものなのかな…黙秘ならまだしも、他の誰か(犯罪者だとしても)に罪をなすりつけるのはマズイんじゃないかと(原作では遠い土地で捕まります)
原作と対比してみると、ホームズの捜査によってメアリーの証言が崩れたり、おかしな点がいくつも出てくる。ドラマ要素としてはペットの墓を探すくらいかな。この時のハシゴの降り方(脚の出し方)がちょうかっこよくてビビります…
ハッピーエンドってのはよしとして。探偵業というのは事件が起きてから動き出すものだから時には犯人の罪以上に重い害を与えてしまうこともあり、ホームズの葛藤もわかる気はします…もちろんワトソン君の役割にも。
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が、どうもテレサの術中にハマった感が否めない〜生まれてからずっとお世話して可愛がってきた深窓の令嬢。まだね、結婚して1年半とか。結婚生活の全て、虐待…そんな時に密かにメアリーに想いを寄せる人物の出現。そして再会。
これはアレコレ計算したんじゃなかろうか🤔自分のためではなくメアリーのためってのがポイントにはなるけど、あまりにも願ったり叶ったりな状況だなぁ。しかし、証言の崩れるキッカケがテレサの頑ななまでの忠義心ってのはアツい。
ともかく亡くなった時に悪評しか出ないというのは生前の愚行ゆえ…せっかく綺麗な奥さんと結婚して幸せに暮らせばよかったのに…(あ!もう1つ。とある人物は窓の外から声をかけただけで密会ではありませんでした。念のため)
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毎回、素敵なロケ地も気になりますね。ホームズ好きの諸先輩方の考察ブログなど良き情報がたくさんあり、使用された屋敷(今回は3つ)の名前など調べるのも楽しく。いいなぁイギリス行ってみたい…✨馬車にも種類があって面白いですね〜
ってブゥブゥ文句も言いましたが、ホームズの格好良さで万事オッケー。さて、来週は「もう一つの顔」わくわく。お付き合いありがとうございました☺️
〈絵と文/深道 韻〉
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