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大丈夫をたすける

先日ジョギングしてたら、数メートル先で自転車乗ってる人がゆっくりとたおれた。走っていって自転車を起こして、自分で起き上がれない状態の方をなんとか起こして歩道寄りに移動させた。
家に帰って家族にそのことを話しながら、いやいや大変だったなあなんて振り返りつつ、以前のことを思い出した。記憶にある限り、知らない人が視界の範囲で倒れたり、どうにもならないような状況に遭遇したのは確か3、4回ほど。同じように自転車でスローモーションのように倒れる人や、どこかの地下駐車場で起き上がれない人とそれを助けようとした人がどうにもならない状況になっている場面などなどなど。それぞれの場面を思い出してみると、そういえばみんな大丈夫って言っていた。わたしから見たら、どうにもならないから救急車呼びましょうとか他に助けを呼びましょうという状況にしか見えなかった。それでもその方たちは起こしてくれたら大丈夫、自分ひとりで大丈夫とか、助けを呼ばないでと言っていた。どうしてだろう?そんな状況で助けを求めるのにとやかく言う人なんていないだろう。どうしてそこで助けてという言葉はではないのだろう。大丈夫って言葉しか出てこないって。わたしはそこに何ができるのだろう。

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