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建物さんぽ#1「自由学園 明日館」でコーヒーを

趣味:建物探訪&散歩、「古い建物を見ながらコーヒーを飲みたい」が口癖の私が各地の建物を巡った記録をまとめていきます。

今回は、昨年訪れた「自由学園 明日館」です。

池袋の真ん中、空気が抜ける場所

自由学園の所在地は、池袋駅から徒歩10分くらい歩いたあたり。

周りは住宅街。この近くに本当にあるの?と不安になりながら路地を抜けた先に、そこだけ空気がふわっと抜ける心地よい感覚が。

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訪れたのは夏真っ盛り。
芝と周りの木々の緑がきらきらと輝き、屋根の緑と壁のクリーム色が夏の光に鮮やかに映えていた。

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自由学園明日館は、大正時代にフランク・ロイド・ライトによって設計された学校の建物だ。

食堂とホールのある中央棟だけ2階建てで、あとは平屋の教室棟が中央棟を中心としたコの字型に配置されている。

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窓や扉がとても特徴的で、各教室のドアには、「Domani」など教室名のプレートがあり、とてもときめく…。

向かいの講堂(遠藤新設計)も含めて、今も、講演や講習会などに使われているのだとか。いいなぁ、こんな建物で勉強してみたい。

幾何学的な窓と一緒に飲むコーヒーのおいしさ

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明日館が最高なのは、この素晴らしい建物の中でコーヒーが飲めること…!

しかも明日館の象徴とも言えるこの窓の下でいただけるなんて。嬉しすぎて泣ける。

高い天井に、特徴的な椅子。夏の強い日差しもこの窓を通すと柔らかく、外の緑が目に時間を忘れてぼーっとしてしまった。なんとも贅沢な時間だった。


ちなみにこの窓、建物の外側から見るとまた印象が違うのだ。枠の木材の継ぎ目がちょこちょこ見られて、ここを作った人の息遣いを感じられる。

2階の食堂はイベント中で入れなかったのだが、公式ページの写真を見るにこちらもかなり素敵そう。またの機会に。


子どもたちの声に耳を澄まして

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平日の昼というタイミングで訪れたため、講習会やイベントが行われているところ以外には人があまりいなかった。


しんと静まりかえった教室や廊下は、どこか寂しげ。

学校として使われていた頃は、女の子たちの明るい声やにぎやかな足音に満ちていたんだろうなと空想すると、なんだか不思議な気持ちになった。


学び舎として作られ、100年経ってもなお人々の学びの場として愛されている明日館。後世の世代の集う場所としても、ずっと残っていて欲しいと思う、静かで明るい建物だった。

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おまけの梟。
他にも2体いて、個性がそれぞれでかわいかったです。