喋る人も無口な人
私は人と話をするのが結構好きなので、今の時期はなかなか会いたい人に会えないのが辛い。でも、人と話をするのが好きと言ったものの、その話す対象が家族であったり、友達であったりするのだから、純粋な話好きという訳ではなさそうだ。
話好きということは、相手にとっては良い面もあるらしく、家族でも友達でも勝手に話題を作って話してくれるから楽だと言われる反面、話過ぎるとか、ウザいとか、うるさいとかも言われるので、話好きも調子に乗って喋りすぎると相手に迷惑をかけてしまう。
有益な話や楽しい話だったりすると、その話をしている時間はとても有効で意味がある時間となるが、もしそれが、悪口であったり、愚痴であったり、話の内容に意味がない時などは、相手の貴重な時間を奪うことになる。
コミュニケーションを取るために、いろんな話をするとどうしても長話になってしまう時があると、相手の貴重な時間を奪ってしまったのでは?と自己嫌悪になってしまう。
なので、あ~これもあれも喋りたいと思った時に、わざと黙るようにしてみた。そして、相手の話をよく聞くようにと今更ながらやったみた。すると、よくしゃべる私が相手の話を聞くのは結構しんどくて、つい喋りたくなるのを我慢する。
コミュニケーションは取れていないかと言えば、今まで以上にとれている場合があることに気づくと、やはり、私は普段から喋り過ぎなのだと思ってしまう。
【沈黙は金雄弁は銀】という言葉が頭をよぎる。
喋ることが悪いのではなく、喋り過ぎるのが悪いのだ。私の極端な性格もあるのだけど、黙り過ぎるのも良くない。勘違いされるし、要らぬ詮索もされるから。
でも、私の場合、相手の話に注力して聞く位が丁度い良いのかもしれない。スイッチが入ってしまうと止まらくなるから。自分とは真逆の無口な人に憧れてしまうが、想像するだけで、「もう黙っているの無理」と思ってしまう。やはり、無口な人は憧れだけにしておこう。