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引きこもりを辞められた理由

Hello, みろろんです。

私はイギリスに行ってから本当に引きこもって生活していました。なぜなら、楽しみもなく、友達もいない・・。

そんな時、ボランティアの紹介をされます。日本人コミュニティーの小さな掲示板(紙ですよ!)に、ひな祭りの展示場をするので受付を募集しています、と。

歩いて行ける距離だったので応募したところ、いろいろな日本好きな人、また日本人スタッフと知り合いになりました。

私の業務はただ受け付けてパンフレットを渡し、会場はあちらです、というだけでしたが、いろいろ話しかけてくれる人もいました。お雛様ってなぜ段飾りなのか、など難しいことも聞かれながら知っていることを一生懸命伝えました。

その会場はある日本の大学の施設の一環として建てられたものでしたが、日本人夫婦が住み込みで管理人さんのようなことをされていました。

そのご夫婦がとても親切で、私が思ったより英語ができないこと、家からでられないこと、を伝えるといろいろ勉強法を教えてくれました。

まずはヘッドフォンをしてテレビを聞くこと。また、イギリスには耳の聞こえない人のために字幕をだすことができるのですが、それを活用し、聞き取る練習をすること。自分の好きなジャンルの番組を見ること。

また、そこにはイギリス人スタッフもいました。彼女は日本文化、言語を専攻する博士課程在学で本当に日本語が堪能でした。彼女と友達になり、いろいろ教えてもらい、彼女の友人のカナダ人が英語を教える代わり日本語を教えてほしい、ということだったので立候補し、私の生活は一気に忙しくなりました。

誰かと会うために出掛ける、というのは、「今日は雨だから外出やめようかな」ということも許されず、週1回の授業以外にも外に出る機会が増えました。

家にいるときはヘッドフォン。いろいろな番組をみていました。そこで昔のテレビシリーズ、チャーリーズエンジェルやオーストラリアのメロドラマ、home and awayなどを観つつ(相変わらずイギリスのは見ていない!ニュースくらいでしょうか?)耳を慣れさせていきました。

実はイギリスに来る前もBBCを見て聞き取りなどをやっていたのですが、日本語の番組がない、というのはやっぱり違いました。ハズとは日本語ですが、それ以外全部英語なので徐々に聞き取れるようになってきました。

そして、学校の友達ができたのも大きかったです。残念ながら他の人は3か月、1年くらいしか滞在しないので仲良くなってもまた振り出し・・ということが多かったのですが、そのおかげで自己紹介を何度もする機会もあり段々スムーズに会話できるようになりました。

また、EUの人たちはビザを気にせずイギリスに滞在できるので長くいる人も多く、仲良くなったのはイタリア人。私がイギリスで食べたいパスタの話をしていたのですが、ボンゴレビアンコが食べたい、といったところ、彼女は「なぜそんなイタリア語知ってるの?」「あれ、おいしいけど、イギリスではメニューにないよね」(そもそもアサリが手に入らない)と盛り上がり、お互いの国の料理をふるまいあったりして仲良くなりました。

また、ハズの同僚のイギリス人たちもパブで話をするようになり、時にはパーティーで朝方まで過ごしたり。朝もやの中、2人で自転車で自宅に帰る、ということも新鮮でした。(遅い青春?)

来てから半年から1年くらいでいろいろな外国人と仲良くなり、楽しく過ごせるようになりました。

本当に出会った人々が助けてくれたおかげだと思います。

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