傷つけたくなくて深く傷つけた#11 話したいことって何?
始業式の日
みーちゃん「おはよー!昨日うまくいった?」
ゆう「う、うん!!みーちゃんのおかげでありがとう!!!」
みーちゃん「ゆう、、あれ、なんか綺麗になってない?」
ゆう「もぉー急に何!!!」
みーちゃんは笑いながら隣の教室へ入っていった。
私は、本当に、本当に幸せだった。
勉強も頑張って、のぼるともずっと二人で助け合ってやっていきたい。
頑張ろう。そう思っていた。
2学期になって、さらに忙しさが増してきた。
のぼるとは朝一緒に行くけど、この前の模試があまりよくなかったみたいで、ここのとこ上の空。
ゆう「のぼる、ちゃんと寝てる?」
のぼる「んー、寝てるよ。ゆうが一緒に寝てくれたら、もっと寝れるかなー?」
ゆう「ばか!」
こんな他愛もない話をしながら登校した。
メールは2日に一回が、3日に一回とだんだん減ってきた。
でもね、私はのぼるが勉強を頑張ってると思ったから我慢してたし、いつも励ましてたんだよ。それなのに、、
昼休みにのぼるからメールが来た。
"放課後会えるかな?ちょっと話したいことがある。"
ゆうは急になんだろうと思った。朝、言ってくれたらよかったのに。でも、また久しぶりなゆっくり会いたいってことかな、なんて深く考えてなかった。
まさか、こんな最悪な日になるなんて、思わなかったんだよ。
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