ロジックだけでは足りない!感性の重要性を考える
最近、朝のランニングの際には、このオーディオブックを聞いています。いつもは軽く2kmほど走るのですが、今日はオーディオブックに集中して、いつもより少し距離が伸びました。もともと走ることが好きなわけではないので、ながら聞きの方に集中すると体も楽です。今日はオーディオブックで感じたことについてお話しします。
アートとビジネスの融合:事業部長の取り組み
この本の中では「分析」「論理」「理性」に軸足を置いた経営、つまり「サイエンス重視の意思決定」ではビジネスの舵取りができず、直感や感性を大事にすべきと説かれています。この話を聞いていたとき、5年くらい前に所属していた組織の事業部長が部長層に対してアートについての勉強会を開催していたことを思い出しました。この本の出版が2017年ですので、もしかしたらこの本の影響だったのかもしれません。私がこの本に出会ったのは最近ですが、今の私はこの本に出会うタイミングだったのでしょう。
ビジネスにおける感性の重要性
会社ではロジックが大事だと言われます。ロジカルシンキングやクリティカルシンキングなどの思考法を身につけるよう、会社では社員を教育しています。こういった分析や論理の考え方は訓練すれば誰でも能力が身につきます。そして、論理的に考えると同じ答えにたどり着きます。そうなると市場での差別化要素はなくなります。唯一あるとすればスピードくらいでしょう。
そこで登場するのが感性です。変化の早い世の中では、法律やルールが整備される前に商品やサービスが世に登場することがあります。そうしたときに正しい感性がなければ何をしても良いということになり、後からできた法律やルールで罰則を受けることになります。
ロジックと感性の調和を図る
短絡的にロジックよりも感性を優先すればいいというわけではありません。ロジックで考えても判断がつかないときに感性で判断します。将棋やチェスなどで上手い人とそうでない人では、実は考えられる手はそれほど変わらないそうです。違いは、上手い人は最初に良い手を思いつき、その後で論理的に正しいか検証し、良い手を指すことです。
昇格面談の準備で直面する論理と感性のジレンマ
現在、私は11月末の昇格研修に向けてアピールシートを書いています。項目は4つほどで、昔からフォーマットは変わっていないようです。組織の課題から自職場の課題への落とし込みが論理的に繋がっているか、課題とこれまでの実績が関連しているかなど、論理的思考が求められる要素がアピールシートにはあります。ついつい正しさを求めてしまう自分がいて、なかなかアピールシートが書けません(汗)。
今聞いている本のように世の中では感性を大事にするようになっていますが、制度が昔から変わっていない状況だと論理性が重視されるのだろうと思っています。
noteを書くことで得られる思考の整理とリフレッシュ
上司からは昇格面談当日まではオン、オフをつけてストレスをためないようにと言われました。noteを書くことで気分転換になりますし、思考の整理にもなるので、続けていこうと思います!