本業を効率化して副業を始める方法:任せる技術の重要性とメリット
大企業で副業を検討しているまろ@成長サポートラボです。副業をするには時間が必要!ということで今日は本業で誰かに仕事を任せることについて考えてみます。
任せるとは?
そもそも「任せる」とはどういう意味でしょうか。
仕事で「任せる」場合、「フォローする」ことがセットで必要だと思っていました。しかし、言葉の定義にはそういったニュアンスが見つかりませんでした。
会社という枠で作られた思い込みなのか?
上司から部下に仕事を任せる際、前に進むよう定期的に状況を確認する、サポートする、必要によって挽回するといった仕事が発生します。ただ、こういったことは「任せる」には含まれていないのでしょうね。上司の役割としてマネジメントや管理があります。本来はチームとして成果を出すことが目的であり、その手段として任せるわけですよね。さらに言えば、「任せる」の本来の意味のようにゆだねて自由にさせることで成果が出ればいいのです。
任せるために大事なこと
昨日、私の上司と1on1を行いました。そのときに、管理職に向けた研修の振り返りで、「任せる」ことについて話しました。
私は、誰かに仕事を任せることが苦手だと感じています。入社してずっと自分の下のメンバーが入って来なかったことで、担当者の期間が長かったです。そのため、任せようにも任せる人がいない、つまり任せることでの成功や安心感を得ることができませんでした。自分でやる期間が長かったことで苦手意識ができました。
ようやく若手メンバーと一緒に仕事するようになり、任せることが増えました。一方で、上司としては直接言いませんでしたが、私とメンバーとの関わりが少ないと感じていたようです。どちらかといえば私は任せられてほっておかれることのほうが多かったし、その方が楽です。一方、上司は細かいことが気になるので関わりたい。どんなスタイルが良いというよりは、相手に合わせた関わりが必要で、今私が関わっているメンバーにはもっと関わりが必要ということでした。
自由にさせるためには方向性を合わせること
任せて自由にさせるといっても目指す方向があります。仕事ですので成果が求められます。成果が出るようにメンバーに関わっていくことは大事です。一方で進捗を管理するというのは任せることにはつながっていない気がします。例えるならば、旅をしている部下に都度都度「どこまで進んだ?明日はどの町に行く?」と聞くようなものですね。
私の上司は、最終目指すところがずれていないか、進んでいく中での考え方などをすり合わせすることが重要とアドバイスをくれました。例えるならば、旅をする前の部下に「どこまでいく?旅の間、どんなことを大事にする?」ということを聞き、「私の思っている目的地と同じだね、旅の間は自分の成長を大事にしてね」といったやり取りをします。旅の途中では定期的に「目的地を忘れていない?どんなところが成長した?」と関わります。こうすることでメンバーが自由に進むと同時に成果に結びつくわけです。
コーチングから見た任せること
視点を変えてプライベートコーチングにおいては、私のコーチから「あれやった?」「これやった?」といった問いを受けることはありません。それにも関わらず日々成長を実感したり、成果が出たりしています。仕事の上司のような関わりをせずとも成果が出るのはなぜでしょう?
要素①:定期的な関わり
プライベートコーチングは月1回あります。必ず月1回開催するということが良い効果を与えるように感じます。定期的に内省する、目指すゴールについて考える、どういったアクションをするなど対話を通じて自分で決めていきます。
要素②:自分が決める
コーチングでは行動や考えを決めるのは自分自身です。コーチは行動を決めるための関わり、考えの整理を問いを中心に行います。自分で決めることで、エネルギーが生まれます。これって「任せられる」ことにもつながっている気がします。相手を信頼し、相手に託すわけですから、その絆が強いほどやろうというエネルギーが生まれます。
要素③:第三者から見えることを伝える
任せられたからといって一人で仕事を進めているとどんなやり方をしているのか、どんな成長があったかなど冷静に見えるものは少ないです。コーチングではコーチからクライアントがどう見えるか、どんな変化があるかをフィードバックすることで気づくことができます。
任せるためにやるといいこと
上司との1on1、そしてコーチングから任せる要素を見てきました。まとめるとこのようなことが任せるために大事だとわかりました。これから仕事でメンバーと関わる際には意識してみようと思います。
思いつきではなく定期的に関わる、そのことをメンバーと合意する
メンバーと関わる際は、ゴールを意識する関わり、目的を意識する関わりを行う
仕事を進めるうえで大事にすることについて繰り返し話しイメージをあわせる
どう見えるかをフィードバックする、そのためにも日頃から変化を見る
自分の関わりについて上司と一緒に振り返り、上司からどう見えるかを聞く