知っていると差がつく!会議ファシリテーションの技術
会議の司会進行をしたとき、若手メンバーから「さすがです!」と褒められました。嬉しい反面、こういったスキルをアピールすることは難しいなと感じました。ファシリテーションのスキルは役に立つ反面、転職や副業、さらには社内でのアピールは難しいと感じています。今日はそのことについて考えてみます。
褒められた司会進行の技術:その具体的な内容
会議の司会進行を任され、そこでのメンバーへの関わりから「すごい!」と思ってもらいました。冷静に振り返ってみると、こんな感じでした。
会議の目的、やらないこと、議題を決める
全員が会話できるように話を振る
会議の時間を効率的に使うため、話す際は最小限にするよう関わる
「2,3分で話してください」と時間を指定
既に知っている情報は省略するよう伝える
議論した内容のフォロー事項をその場で伝える
議事メモを取り、TODOリストとして次回会議までの対応を依頼
やっていることは、会議やファシリテーションスキルについて書かれた本に載っているような内容です。ノウハウを知った上で状況に合わせて関わっています。簡単に言うとそうですが、それがぱっとできないからこそ「すごい」と思ってもらえたのだと思います。
私の会議スキル向上の軌跡
まず、私自身は会議で自分から口を開くことは少ないです。普段も自分から目的なく話すことは少ないです。その分、話している人を観察したり、話を聞いて整理したりしています。
それに加えて自己啓発本を読んで知識を加え、実践の場として日本ファシリテーション協会に一時期所属していました。自宅にホワイトボードを買って、テレビの討論内容をファシグラ(今はグラレコ)していたこともありました。
他にはコーチングを学び、資格を取得しました。ただ、資格維持の費用を考えて現在は資格は失効しています。ここでは傾聴などの基本スキル、問いかけなどを体系的に学びました。
アクションラーニングについてもコーチ資格を取りました。質問中心の会議で、「今、議論はどのあたりで展開されていますか?」といった変わった質問を覚えたのもこの頃です。
見えないスキルをアピールする方法
「私、ファシリテーション得意です!」と言っても、どんなレベルなのか、すごいのかわかりにくいですよね。実際、体感してみて違いはわかるかもしれませんが、「営業で◯◯億売り上げました」と比べてすごさが伝わりにくいです。
私のコーチからは「今までのセッションの時間を記録に残しておくと良いですよ」と言われました。一つの判断指標として、何時間取り組んだかがあります。パイロットが◯◯時間の飛行経験をアピールするのと似ています。実際のコーチング資格の条件としても一定のコーチング経験が求められます。
他にはサービスを受けた人の声を使うことです。コーチングサービスを提供しているサイトには、お客様の声が載っています。自分でアピールしても信憑性がないので、第3者の声として感想を載せるわけです。
自分の実力を見つめ直す
仕事の会議で時間内に方向性が決まったり、プロボノでも同様にうまくいったりしていますが、実際の私のレベルはわかりません。ただ、どこかで私の能力を必要としてくれるのであれば、生かしたいと思っています。
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