人の顔色をうかがうことがもたらす意外なメリット:観察力を生かして成長サポート
こんにちは!大企業で副業を検討しているまろ@成長サポートラボです。私は小さい頃から人の顔色をうかがったり、反応を気にしたりしてきました。以前はそんな自分が嫌でしたが、今はそんな自分だからこそできることに気が付きました。今日は人の顔色をうかがうことについて考えてみます。
ビクビクしていた幼少期:父と親戚の影響
私がなぜそんなに人の顔色をうかがうようになったかと言うと、小さい頃の周りの影響が大きかったように思います。毎晩、全く人が変わってしまうほどお酒を飲む父の手がいつ飛んでくるかわからなかったり、親戚からは冷たい口調で話しかけられたりと、いつもビクビクしていた気がします。相手が嫌な対応を取らないように自然と、表情や声、しぐさを観察するようになったと思います。
辛い過去が今の強みに:観察力の源泉
当時は辛かった思い出ですが、今振り返ってみるとその経験があったからこそ、観察力がつき、それが私らしさになっています。
職場の同僚のAさんと会議をする際、「Aさんはいつも声が元気だね!」と伝えました。多くの人は日によって浮き沈みがあるのですが、Aさんは声のトーンが日によってそれほど変わりません。伝えてみるとAさんが少し考えた後、その理由を教えてくれました。私が「講師に向いているかもね」と話すと新たな視点を得たようで、Aさんの成長に関わることができて、よかったなと感じました。
過去の経験とコーチングが生んだ強み
Aさんとの一連の流れを見ると、日々の観察、変化や他の人との違いへの気付き、Aさんへの成長の期待、言葉としてフィードバックとなっています。このうち、日々の観察と変化や他の人との違いへの気付きは過去の経験からできたことです。一方で、Aさんへの成長の期待は私の価値観です。そして最後の言葉としてのフィードバックはコーチングで身につけたスキルです。これまでの私の様々な経験から行動に結びつき、それが強みとして発揮できたのだとあらためて感じました。
相手の成長をサポートするフィードバックの力
相手が今どういう状況にあるかや私がどう感じたかを伝えることは、実は相手にとって成長する機会になります。相手は自分のことを知っているようで、実は知らないこともたくさんあります。主観で見るとわからないことでも、客観的に見ると気づくことがあります。
コーチングでは声のトーンを気にします。30分とか1時間とか短い間でも声のトーンが変わります。「最初は暗かった声のトーンが明るくなりましたね」といったフィードバックを行います。ここで多くの方は「そうですか?」と言いつつその理由を考え、理由を教えてくれます。ちなみにこのフィードバックをする際、私は理由を知っているわけではありません。理由は相手の中にしかありませんので、単純に気づいたことを伝えているだけです。但し、そのフィードバックが多くの場合に効果的なことは知っています。
嫌なことが強みに変わる:自分を受け入れる
キャリアの棚卸しをする際、強みと弱みを出しますが、言い換えると強みにもなり、弱みにもなります。今回のケースだと、弱みとしては、人の反応を気にしすぎる、強みとしては、相手の仕草や声から相手を理解できるとなります。あなたにも自分の嫌なところがあると思います。もし、それが役に立っているとしたらどういったところでしょうか。
これからも自分を自分として受け入れて強みにフォーカスしていきます!