94、子どもの不登校は親のパートナーシップが原因?
子どもは親を選んで生まれてくるって本当?
学校へ行かない子どもたちが増えています。15年の子育てを振り返ってみると、子どもにとっても辛い時期があったり、支える親にとっても大変な時がありました。その一つひとつが家族の歴史なのだと感じます。
子どもは、いろいろなことをことば以外の方法で表現します。産まれた瞬間、これまでの記憶を消した状態で、赤ちゃんとして何もできないところから人生が始まります。
長く人間として生きてきた親や兄姉など周囲の存在に比べ、神さまのところにいた期間が近いため、本質としての状態が神に近いのです。
魂が人間という肉体を纏う理由は、経験をするため。なので子どもだけが選ぶのではなく、お互いに選びあって魂の成功をしあっているのです。
健やかなるときも病めるときも、という結婚を誓うことばがありますが、子育てというのはパートナーシップにおいても、大いなる学びのチャンスになります。子に恵まれなかったカップルは魂の成長ができないのかというとそういうわけではなく、別の方法での学びがあります。自分と親との関係に、魂の成長になるタネがあるので探してみてください。自分の足でしっかり立って、人生を切り拓いていくってワクワクしませんか。
思い通りに育たないのは当たり前
私自身親として感じるのは、やはり子どもは可愛く、この子が今どんな状態か、満たされているのか、幸せを感じられているだろうか、と気になるものです。
やはり子どもですから、自分と比べて人生経験が少ない分、不器用さや要領の悪さなどもつい目についてしまいます。それに対してパートナーと私とがそれぞれに口出ししてしまうと、子どもは気を使って自分を引っ込めてしまいます。現代は情報も娯楽も溢れるほどたくさんあります。体験をしなくても知識を得る機会があるわけですから、頭でっかちになりやすいのです。そのため現代の親は、子どもが自分事として体験を味わうことを邪魔しないよう心掛ける必要があるのです。
子どもの発想力は本当に豊かで、親の想像を遥かに超えたところでクリエイションをしています。親がレールを敷くことは自由ですが、そこを歩むかどうかはその子次第。歩かせようとすること自体がナンセンスですし、子どものやる気を奪っていることに気付いた方がいい。
子どものことに対して一所懸命になると、周りのことが見えなくなるときがあります。そんなときにこそ、パートナーとふたりで、子どもを両輪となって支えればいい。自分一人だけで暴走し始めると、途端に動けなくなってしまいますから。両輪として機能しているかどうか、パートナーシップがお互いに心地好いものか、子どもも安心できる環境かどうかをパートナーと確認してみてください。
とはいえ、私だって子どものことで一喜一憂します。それどころか喜ぶ余裕がなくなり一つ憂いては怒りが湧いてくることの方が多いかもしれません。それだけ、子どものことを想っているということ。想うことと押し付けることは違うので、自分が何か言ったら、子どもからも出てくるものをしっかり受け止めないとフェアじゃないのです。
子どもにとっての幸せってなんだろう
親ガチャということばを去年初めて耳にしました。命の尊さを大切にしていないようで、このことばを表現するのも身震いします。お互いに経験をしたくて肉体を纏い産まれてくるので、魂の視点からするとどんなガチャでもすべて当たりです。
親や環境のせいにするのではなく、自分で自分の人生を生き切ること、その自覚を持てるようサポートしていくのが親の役割。
パートナーと自分、それぞれ考え方が違うふたりの様子を、子どもたちはよく見ているものです。
子どもが学校に行かない選択をするとき、その理由をすぐに知るのはもしかしたら困難かもしれません。しかし、理想の子育てから現状がかけ離れていればいるほど、自分たちの幸せの定義がより深くなる前触れです。子どもの心が疲弊しきってしまう前に、パートナーと共にじっくり取り組んでほしい課題です。
*パートナーと協力し合えば子どもの幸福度を下げない子育てができる
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