見出し画像

【あつ森から学ぶ生物の話!】アゲハ仲間の異端児「アオスジアゲハ」のヒミツ発見!!

インターネットには色々な情報がありますが、なかなか得られない情報もあるようですな・・・。知りたいのにもどかしい、専門家とお友達になりたいです。

さて、今日はこちらについて。

フータ先生の解説

アオスジアゲハは、ブルーのラインが美しい アゲハチョウ科の チョウです
チョウは オスとメスで 模様が異なることが 多いのですが、 アオスジアゲハは どちらも同じなんです
幼虫の時に ハエなどに 寄生されたりして、成虫になれるのは 100分の3 ほどだとか いろいろキモチワルイ・・・

あつ森ではよく見かけるアオスジアゲハ。モンシロチョウやモンキチョウ並みによく飛んでいますが、日本ではそこまでメジャーじゃ無いんじゃないでしょうか。


アオスジアゲハってどんなチョウ?

画像2

フータ先生も仰っていたように、アゲハチョウ科アオスジアゲハ属に分類されるチョウでございます。アゲハチョウ科には、比較的大きな翅(はね)のチョウが多いのですが、その中でもアオスジアゲハは小型のチョウとされています。大きさは3cm~4cmで素早く、木や花の周りを飛び回るので捕まえるのが大変だとか。

また、チョウは翅を閉じて止まることが多い中、アゲハチョウ科というのは翅を広げて止まるのがほとんどと言われています。しかしながらその中で、アオスジアゲハは翅を閉じて止まるのが珍しいのだそう。アゲハチョウの仲間とはいえ、結構異端児なチョウらしいのです。


綺麗な青い模様のヒミツ

画像3

さて、最も特徴的なのは、名前にもあるように青いすじの模様でしょう。黒ぶちにステンドグラスみたいでとっても綺麗です。

蝶の色はカラフルですよね。その色というのは、翅に付着している鱗粉の色でもあるのです。しかしながらアオスジアゲハの綺麗な青色の模様部分には鱗粉は付いていません。

蝶と鱗粉の関係

「鱗粉(りんぷん)」と聞いたことがあるでしょうか。実は、蝶の翅を指で触ると、粉のようなものが指に付くんです。それを顕微鏡でよ~く見るとウロコのような形をすることから鱗粉と呼ばれています。この鱗粉は蝶にとってとっても大事なものです。鱗粉が翅についていることによって弾水性が生まれ、雨にぬれても水をはじいてくれます。さらには、鱗粉があるおかげで翅は凸凹になり、風の空気抵抗を受けずに飛ぶことが出来るんです。実際に鱗粉を全て取ってしまったチョウは、飛べなくなるという研究結果もあるみたいですよ。

・・・アオスジアゲハの翅に鱗粉が付いていないのは、飛びにくくなるんじゃないかなと思いました。けれども、その代わりに細い毛のようなものが生えていて、鱗粉の役割はまかなっているようです。

つまり、アオスジアゲハの青色は模様では無く、黒い模様のすき間部分。ほんとうにステンドグラスってことで、光に当てると透けていたりします。

※鱗粉を取ったアオスジアゲハの翅を見てみたい方は、「鱗粉 アオスジアゲハ」でGoogle画像検索してみて下さい。(本記事ではフリー画像じゃなかったので掲載できませんでした)


幼虫の頃から苦労が絶えない・・・

画像4

アオスジアゲハは、他のチョウと同じように、幼虫→サナギ→成虫。の段階を踏んでいきますが、上手く成虫しない場合があります。フータ先生の言うように、ほとんどが成虫になれずに死んでしまいます。

幼虫・サナギの時期を狙っている虫の中に、ヤドリバエというハエがいます。その名の通りに寄生するハエです。幼虫や、サナギの身体に卵を産むんです。

アオスジアゲハがようやっとサナギになって、いよいよチョウになるか!?というところで、様子がおかしい・・・。緑色の身体が茶色になってきたらかなり危険信号です。あとは・・・ご想像にお任せします。

ちなみに!また異端児アオスジアゲハの特徴の話になりますが・・・一般のアゲハチョウの場合、サナギは幹に作るのだそうです。けれどもアオスジアゲハの場合は葉っぱに作ります!!!


アァ・・・色々画像見てると痒くなってきたァァァ

画像1

なるほど!暇つぶしになった!・・・という人は💚を押してね(*´ω`*)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?