私の場合話#1 家業継承問題が突然起きたとき
家業継承のタイミンは突然やってきます。今日は、私の父が脳梗塞で倒れ、突然、家業を継承することになったときの話を書こうと思います。様々なことが起き、とても長くなってしまうので、何回かのテーマに分けて書きますね。
10年ほど前、当時28歳の私は電気メーカーでのほほんとOLをしていました。その日も会社へ向かう電車を乗り換えしてようと移動していたとき、突然、母から電話が…
「お父さんが脳梗塞で倒れて、今からXXX病院に救急車で向かうから、すぐにきて!!」
びっくりしすぎて、地下鉄乗り換えの階段から落ちそうになりました。病院に向かうとすでに手術が始まっており、命が危ない、脳を切除すると脳外科の医師から説明があり、目の前が真っ暗に。意識が戻らずしばらく集中治療室に入っており、不安な日々を過ごしましたが、なんとか一命を取り留め、一安心。でも、ひどい目眩が残ってしまい歩けなくなってしまったので、リハビリ病院に入院することに。
父は、医療系の会社を経営していたのですが、小規模な会社のため、経営に関わることは、全て父がひとりでやっていました。父の病室から帰った母が、夜10時を過ぎているのに、何やら書類と睨めっこして頭を抱えていたので、訳を聞いてみると、従業員の給与の支払日が近づいているので、給与の計算をする必要があるが、やり方がわからないと…。毎日、夜中まで、色々な経営の書類と睨めっこしているが、計算、調べることが苦手な母では、全く進まず、1ヶ月様子を見ていたが、全く解決して行かない様に放置しておけなくなり、とうとう私が会社を辞めて、会社を手伝う事になってしまいました。こうして、父が倒れて、1ヶ月後から、私の家業継承と両親介護の奮闘の日々が始まったのでした。
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