ガーデニングを仕事にしてみたら

ゴンダイラアヤコ（クリエーター/園芸福祉士）

2020年9月1日 00:07

「日々是好日」
毎日が良い日だ～っていう幸せな言葉。

ガーデニングを仕事にするって
どういうことだろう？って改めて
考えてみた。

季節に逆らわず、地球の営みに
自分を合わせて、人間も気持ちいいと
感じられる場所を作る作業。

それらが全てうまくいったときには
「日々是好日」と噛みしめる感じ。

派手にバーザーイ！とも違う、
じわじわと後から幸福感が押し寄せる
イメージ。
お仕事だから、完成形はある程度
求められるけど、もっと深いところに
喜びがある…と言うと
カッコつけすぎだろうか（笑）

携わるという時間

わたしは15年以上の園芸に関する仕事に
携わってきた。
ガーデニング歴で言ったら20年！！
いや、もう少しあるな。
（詳しく言うと年齢がバレる）
改めて数字にするとぞっとするけど、
苦しいと思うことは本当になかった。

ありきたりの言葉で言えば
「植物からエネルギーをもらっています！」
ときれいにまとまるところだけど、
もちろんそれだけでは収まらない。
ガーデニング、庭作業って体力勝負だけでなく
精神修行に近いものがある。
一人で黙々と作業をするときには
結構、論理的に作業工程を組んだり、
飽きないように違う作業を途中で
組み込んだりもする。

スタッフや施主さんが一緒に作業するときは、
作業が早く終わって無駄に遊ぶ時間が
できてしまわないように、注意を払う。
時には自分が作業に集中しすぎないよう
セーブするときもある。

基本的に体力使うし、きついはずなのに…。
実は、これにも力を抜くコツみたいなものがあって
結構淡々と何時間でも作業はこなせる。
（休憩を取るのを忘れるくらい没頭する）

このテクニックも覚えると
夜の疲れも全然違う。
そんなことからも、
自分は色んな経験を積ませて
もらったんだと感じるわけで。
デザインだけ作っていても感覚が鈍るし
作業に没頭しすぎては生み出す時間が
削られていく…。
そこのバランスがとても大切なのだと思う。

おかげさまで、ブログ、SNSの発信のみで
ほとんど宣伝らしい宣伝もせずに、
植栽のお仕事をいただいている。
本当にありがたい。

人の氣持ちに寄り添って

そして、もう一つ大切なお仕事。
ガーデニング、庭づくりに関して悩みを
抱えている人のお話を聞き、その場で言葉を伝える。
これも、ひょんなきっかけで始まったこと。
多くの人たちのガーデニングに関する相談を
セミナー相談会やイベント、メッセージで
受け続けてきたのだけれけど。
こっちも数えてみたら100組以上！！

この活動をずーっと続けてきたお陰で
多くのデータが自然と集まってきたし、
そこから、庭をつくる際の問題点、確認すべき点や
土地の読み解き方などいくつかの共通点が見えてきた。
これまで自分が感覚で行ってきたことを、学問として
学び直すことによって体系化できてきた。
今、もう一歩先の領域まで踏み込むかどうかは
わたしの中でも決心がつかないけれど、
これはきっと時間が解決してくれるでしょう。

セッション相談鑑定
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