Saoji Khur(Mutton Paya)について
前回の【Saoji in Japan】、沢山のお客様にお越しいただきまして、大盛況で終えることができました。
ありがとうございました!
今回の記事も、Saojiの魅力について紐解いていきます。
前回の記事はコチラ!
●Saojiの様々なメニュー
サオジの聖地Nagpurはインドのほぼど真ん中に位置しており、内陸地のためお肉のカレーが殆どを占めます。(海老や魚のカレーもあります)
中でも羊や山羊を使用しているメニューが多く、内臓や脳みそなど、食べられるところは全て調理されます。
次回(9/10,11)のSaoji in Japan では、Saoji Khurという、マトンの足首肉のカレーを作る予定です。
●Khur(Khoor)って?
Khur(Khoor) = Payaです。
Payaとは足首肉のことで、今回のサオジデーでは羊のパヤを使います。
食感は、豚足とよく似たトロトロ食感。
骨の髄を最後に吸い出すと、超濃厚な旨味が口の中いっぱいに広がってスパイスと調和することで、インドに瞬間移動ができます。
パヤスープとも呼ばれるこちらのメニュー、現地レシピの通りに試作したところ、辛さの度合いが身の危険を感じるほどでしたので、少し食べやすく調整しました。(それでもだいぶ辛いです)
●Saojiの大きな特徴について
一番の特徴は、なんといっても香り高いサオジマサラ配合。
30種類以上のスパイスが配合されたドライマサラと12種類の材料で構成されたウェットマサラを合わせて作られます。
中でも特筆すべきポイントは、日本未流通の超レアなスパイスがふんだんに使われている点です。
その中でも香りを決定づけているのはカルパシ。
火入れのタイミングをしっかりと見極めることで、香りが一気に立ち上がります。
ポピーシードの分量の多さも特徴。
これはマハラシュトラ州の全体的な特徴のようです。
これによって、濃厚&超アロマティックなグレイビーが出来上がるというわけです。
※Midori StoreオフィシャルTシャツのバックプリントに、ヒンディー読みでサオジマサラの配合(の一部)があしらわれてますので、気になる方は是非手に取ってみてください。
●Saojiのもう一つの特徴
もう一つの大きな特徴は、油の多さ。
尋常じゃない量のオイルを流し込みます。
このオイリーさが香り高いマサラと溶け合って、濃厚な口当たり、そしてのどごしを生み出します。
Midori Storeでは、上質な米油を100%使用してますので、オイリーでありながら、胃へのご負担の心配なくお楽しみ頂けます。
余談ですが、サオジの真っ赤になった油が浮いたグレイビーのことを"Tarri"と呼ぶそうです。
Tarri Pohaは、赤い油のポハ料理、といったところでしょうか。
それでは皆様、この日限定の魅惑のサオジ料理を、是非ご堪能ください!
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