水鳥川

構造設計/一級建築士/構造計算適合判定資格者 構造設計や一級建築士試験の記事を書いています。資格勉強を頑張っている方、構造設計をされている方の参考になればと思います。

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No11 構造計算適合判定資格者検定について&平成27年の回答案

構造計算適合判定資格者検定のメリットと難点建築構造設計、構造審査をされている方の1つの目標として、「構造計算適合判定資格」の取得を目指される方は多いかと思います。 この資格を取得することで ・希少な資格ということで設計をする場合に説得力が増す ・審査機関で募集があれば副業として臨時の判定員をすることもできる (審査1件:数万円らしいです。) ・構造設計に比べて給料や職場環境なども比較的良い構造計算適合性判定員への転職に使える 以上のようなメリットがあります。 「構造計算適

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    • No14 構造計算適合判定資格者検定 令和3年考査A(択一問題)の解説

      先日、別記事のコメントで考査A解説の要望を頂きましたので、すべての問題ではなく数問の抜粋となりますが書いていきます。 短い記事ですが、試験勉強のために欲している人だけに見てほしいので、今回の記事も有料とさせていただいています。 今までと同様、わかりやすく伝えることができるよう気を付けていますので、最後まで読んでいただければ幸いです。

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      • No13 構造計算適合判定資格者検定 令和3年考査B(記述問題)の回答案

        前回、前々回と平成27年(第1回)、平成30年(第2回)の回答案の記事を書きました。受験者数の少ない試験のため、読まれる方も少ないかなと思っていましたが、想定よりも多い方に読んでいただきとても嬉しく思っています。 拙い文章ですが、できる限り読みやすくわかりやすいよう気を付けますので今後ともよろしくお願いします。 ↓は今までに書いた記事のリンクです。 令和3年(2021年)の試験は私が実際に受験し、合格した試験です。今回は、今までに書いた過去2回の記事のように模範解答を目指

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        • No12 構造計算適合判定資格者検定 平成30年考査B(記述問題)の回答案

          前回、平成27年の回答案の記事を書きましたが、公開後すぐに複数の方から最後まで見ていただきとても嬉しかったです。あらためて、この試験の情報を必要としている方々が居ると再確認できました。少しでも多くの方の試験勉強の参考や試験合格の手助けに繋がるよう、自分が勉強して習得したことを出来る限りわかりやすく伝えられる記事を目指していきたいと思います。 ↓は前回書いた記事のリンクです。 一点、前回の記事の反省点なのですが、回答案のサンプルを付けていなかったため、今回から追加します。サ

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        No11 構造計算適合判定資格者検定について&平成27年の回答案

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        • No14 構造計算適合判定資格者検定 令和3年考査A(択一問題)の解説

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        • 構造設計
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        • 一級建築士試験
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          No.10 構造計算適合性判定の要否

          建築物を申請するときに必要になる場合もある構造計算適合性判定(以下、適判)。 関与している案件に適判が必要かどうか悩むことはありませんか。 適判が必要になる条件を簡単にまとめましたので、適判が必要かどうか確認したいときに参考にしてください。 適判が必要となる主な構造計算①許容応力度計算(ルート2)を行ったもの ②保有水平耐力計算(ルート3)を行ったもの ③限界耐力計算を行ったもの ④限界耐力計算と同等以上に安全性を確かめることができる構造計算(例えば、エネルギー法

          No.10 構造計算適合性判定の要否

          No.9 一級建築士の上位資格

          今回は、一級建築士の上位資格について書いていきます。 1.構造関係①構造設計一級建築士 【資格概要】 構造設計一級建築士とは、平成18年12月改正建築士法により創設された資格です。一定規模以上の建築物の構造設計については、構造設計一級建築士が自ら設計を行うか若しくは構造設計一級建築士に構造関係規定への適合性の確認を受けることが義務付けられています。 【受験資格】 「一級建築士」として5年以上の構造設計の業務経験を有する者。ただし、業務経験には構造設計の業務のほか、次

          No.9 一級建築士の上位資格

          No.8 一級建築士製図試験について ~その2~

          製図試験の課題発表毎年、学科試験の前日または2日程度前から製図試験の課題が発表されます。学科試験の前に見る必要はあまりありませんが、学科試験の後は自己採点結果にかかわらず、製図の勉強を始めた方が良いです。 もしその年は、学科で落ちたとしても、一級建築士を取るつもりがあるのならば、絶対に製図試験をいつかは合格しないといけません。 なので、できるだけ早く製図試験の勉強を始める必要があります。 特に最近では学校ではCADやBIM・3DCGばかりで手書きの図面を書く機会がとても少

          No.8 一級建築士製図試験について ~その2~

          No.7 一級建築士製図試験について ~その1~

          私の一級建築士試験について 先日の記事で書き忘れていましたが、一級建築士試験に合格してから数年が経ち、生活等も落ち着いてきたので、記憶が薄れる前に一級建築士試験(特に製図試験)について書いていってます。 資格学校(製図短期コース)に行ってみての感想資格学校通学時によく言われたのが、「きれいな図面を書け」ということでした。 しかし、現在の問題文は情報量が多く、プランの方向性や問題の条件を満たしているか、建築基準法を満足しているかにより合否が決まっているため、図面のきれいさの優

          No.7 一級建築士製図試験について ~その1~

          No.6 一級建築士学科試験について

          一級建築士学科試験について学科試験については、大学のレベル、学部卒か院卒か、研究内容等で得意不得意の科目が大きく変わるため、一概にアドバイスはできませんが、施工・設備については学校ではあまり勉強しない内容のため、ほとんどの受験生がほぼ0から勉強することになると思います。そのため、施工、設備に如何に時間をかけることが出来るかが合否にかかわると思います。 得点の目安学科試験では、年により変わりますが、おおよそ125点中90点とれば合格です。72%程度正解すれば良いということです

          No.6 一級建築士学科試験について

          No.5 構造計算 2次部材(RC小梁)

          小梁の計算について1.設計条件・基本芯々間距離にて計算します。 内法長さは危険側となるため使わない方が良いです。通り芯距離は分かりやすいですが、安全側の場合もあれば危険側になる場合もあるので注意が必要です。安全側となる通り芯距離もしくは芯々間距離を採用しましょう。部材により使い分けているとややこしくなるので、特に指定がなければ芯々間距離に統一するのが良いと思います。 ・形なりに荷重等を入力 ・梁のレベルに注意し、必要ならば増打重量なども考慮する必要があります。 ・他の

          No.5 構造計算 2次部材(RC小梁)

          No.4 構造計算 2次部材(ボイドスラブ)編

          ボイドスラブ ・ボイドスラブの検討は基本的にメーカーの方へ外注するため、詳細な設計は自分では行いませんが、大梁に片側にのみボイドスラブが取り付く場合、ねじれへの考慮を指摘されることが多いため、構造設計者が大梁の腹筋に対する検討などを行います。 EV・吹抜の床開口など、片側にしか床が取り付いていない大梁も同様の配慮が必要です。 一貫計算等ではねじれに対する計算はできないため、別途エクセルなどで検討が必要です。 そのうち、ねじれの検討についての記事も書きたいと思います。

          No.4 構造計算 2次部材(ボイドスラブ)編

          No.3 構造計算 2次部材(スラブ)編

          スラブの計算について計算の方針・基本内法長さにて計算 →構造図のCAD上で寸法を記載しておくと後からの変更に対応しやすく、提出前のチェック等がしやすいです。 計算書には、計算した位置図をつける必要があるため、そのときには寸法を書いた状態のものをつけると整合がとりやすいです。 ・スラブの向きに注意 →向きなどを細かく設定すると施工が間違えやすいので、正方形に近いものは短辺・長辺で同配筋とする。 ピット階などでは、施工上の間違いを減らすために、すべてのスラブの向きをそろえ

          No.3 構造計算 2次部材(スラブ)編

          No.2 構造計算 2次部材編

          まず、構造設計事務所に入社した際、一般的に新人に任されるのが以下の仕事です。 ・構造図の作成(最近ではBIMの作成も含む) ・2次部材の計算 2次部材とは、スラブ(床)や小梁等の地震力を受けない部材のことを指します。 2次部材の計算自体は、大学でも行う内容であり、主架構に比べると単純で簡単な場合が多いです。ただし、スラブや小梁は、常時荷重(長期荷重)で断面が決まる事がほとんどのため、設計ミスがあると床の振動やたわみなどの使用上の支障がすぐに発生してしまうので十分に注意

          No.2 構造計算 2次部材編

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          建築構造設計を約10年間してきた中で市販の本以外に構造設計の考え方、進め方などの情報が少ないと感じてきたので、今まで自分が気になっていたこと、もっと早くに知りたかったなと思ったこと、自分がしてしまった失敗談などをnoteに書いていきます。また、自分が苦労した一級建築士試験についても書いていく予定です。 今悩んでいる人やこれから構造設計を始める方の参考に少しでもなれたら良いなと思います。

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