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毛並みアートメイクの真実② 定着が難しいそのわけは?

毛並みアートメイクってあの綺麗な写真のようになるわけではないの!?😳

とびっくりした方も多いと思います。

細い線で残らないその理由を出来るだけわかりやすく説明したいと思います。

色素は傷と共に皮膚の浅い層に入ります。
直後はその場所に色素は留まりますが定着の過程で色素が肌の中で広がります。

何故広がるのか?というと
皮膚の中には汗腺、皮脂腺、リンパ管、毛細血管があり、水分や油分があります。そして絶えず代謝を繰り返しています。
そのため色素が直後からずっと1ヶ所に限局して留まることはありません。

広がり方は個人差があります。細い線が太くなったり、線が全て広がり無くなってしまう方もいます。

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アートメイクの定着後、年単位で時間が経つとだんだん線が太くなっていき、ぼやけていきます。1ヶ月後の定着でも毛並み感はぼやけることが多いのでさらに2年3年と時間が経つとぼやけることは想像できるかと思います。
また、紫外線や皮脂の影響、色素の元々の性質により色が変化していくことがあります。
グレー感が強くなったり、赤くなったり、オレンジ味が強い色に退色したりします。
現在日本のクリニックで使用する色素はグレーになりやすい傾向があります。
これは色素メーカーにより色素の特徴があるからです。

毛並みアートメイクを入れたお客様が皆、それで不満に思うということではありません。
毛並みアートメイクをやってよかったと思う方も多いです。


ナチュラルな毛並みが続く方もいます。
ただ、人間という生物に入れて行くので皆同じようにはいきません。

大事だと思うのは綺麗に残る確率を上げること
汚くなる定着の確率を下げていくことです。

私自身毛並みアートメイクの施術を行なっていますが、下記のことは避けて入れます。

具体的に言うと、
・濃い毛並みアートメイクをしっかり(深く)入れる。
・毛並みだけでアートメイクを入れていくことです。

しっかり毛並み感を残そうと毛並みアートメイクを入れると半分以上の確率で綺麗ではない(と私が感じる)定着になっています。
人工的に見える定着です。

「綺麗に残らない可能性が高いことはしない」ことが施術者としてのモラルだと思います。

なので、毛並みアートメイクはニュアンスとして残るくらい控えめに、
パウダーアートメイクで形や色を入れることをおすすめします。

それが経年綺麗です。


お客様の中には
「私は何度もアートメイクをしてきて毛並みアートメイクが1番しっくり来たんです!」と言う方もいました。

うまくいく方も中にはいます、、でもいかない方の方が多いのが現実なんです🥲


⚠️実際多くの施術者は自分には毛並みアートメイクをしっかり入れません。
アートメイク施術者に自分はどのように入れたのか?どんな感じで定着しているか?

聞いてみてくださいね😊






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