塔十月号作品2梶原さい子さんの選歌欄から五首選

定年退職記念に第一句集か第二歌集を出したいと思っていましたが、それまで待ちきれないので、3年後の永年勤続記念にあわせてどちらか出したいです。3年後も私が現在の仕事を続けていて、短歌か俳句かどちらかを続けていれば、続けている方の作品をまとめて本にしたいです。短歌と俳句のどちらもやめているとか、そもそも仕事をやめている可能性も大いにありますが、万一、仕事も短歌も俳句も全部続けていたらどうすべきか悩ましいところですね。

塔十月号作品2梶原さい子さんの選歌欄から五首選んでみました。

夏帽子ひとつ選べば帽子屋のようにあなたは褒めてくれたり   松本志李さん

さよならは目つむりて言ふほうたるの緑のひとつ見て帰る径   福田恭子さん

ボウリングのボールのように抱えおり鳥取産の西瓜を買いて   竹内亮さん

成人は一回三錠この瓶に三十四回分の胃薬   榎本ユミさん

サンダルの底の薄さに思い出すぼくらのかつて 裸足のころの   永井駿さん

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