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Fate/stay night~おすすめのアニメ紹介①~

―――その日、少年は運命に出会う

去年の夏に突然見始めて見事にハマりにハマってしまった作品。
おそらく鬼滅の刃のアニメ制作会社ということで知り、その後見た劇場版FateのPVがあまりにも綺麗だったので惹かれたと思われる。

それにしてもジョジョといいブリーチ、ナルトといい、始まってからだいぶ時間が経った作品を最初から見るというのは非常にカロリーが高い。

ましてやFate/stay nightシリーズを抑えておくには「stay night」「zero」「Unlimited Blade Works」「Heaven's Feel」の4作品を見る必要がある。話数にして合計72話、そして劇場版3本マジで大変だった。

でもあまり苦ではなかった。それほどに内容が神がかって面白かった。
今回はこの「Fate/stay night」をおすすめしていきたい。

Fate/stay nightとは

本題に入る前に、今回紹介するのはあくまでstay nightシリーズとzeroのみであることをご了承ください。
それ以外のシリーズや派生作品はまだ全然見れてないので紹介できない。

というかまあそういうのはstay nightを見てからさらにFateを楽しみたい人が見ればいいと思うので、とりあえず省略。

まずこのアニメの元となっているのは2004年に「TYPE-MOON」という会社が出したノベルゲーム。

☆あらすじ
“日本の「冬木市」に数十年に一度現れるとされている、あらゆる願いを叶えることができる「聖杯」
7人の魔術師(マスター)は7騎の使い魔(サーヴァント)を契約し、「聖杯」を巡って行われる聖杯戦争に臨む。聖杯を手に入れられるの一組だけで、最後の一組になるまで戦いは続く。

高校2年生の衛宮士郎は、ある日同級生であり魔術師の一人である遠坂凛とそのサーヴァントのアーチャーが、別のサーヴァントのランサーと戦っているところを目撃し、口封じのためランサーに致命傷を与えられてしまう。

凛が魔術で士郎の一命を取り留め、自宅で目覚めるも、士郎の生存に気づいたランサーは再び士郎を狙う。ランサーの襲撃を受け、庭にある蔵に逃げ込んだところ、蔵の床に描かれていた魔法陣が発動し、サーヴァントのセイバーが召喚され、士郎も聖杯戦争へと巻き込まれることになる…”

このゲームにはエンディングが3つ存在し、このあらすじは全てのルートで共通する内容である。

サーヴァント・セイバーがヒロインの第一のルート「Fate(フェイト)」

魔術師の遠坂凛をヒロインとする第二のルート「Unlimited Blade Works(アンリミテッドブレイドワークス)」

間桐桜をヒロインとするルートで、「Fate」「Unlimited Blade Works」を終了させて初めて登場する第三のルート「Heaven's Feel(ヘブンズフィール)」

アニメとしては
第一ルートで最初にアニメ化された「Fate/stay night」

制作会社がUfotableに変わり、第二ルートのアニメ化である「Fate/stay night Unlimited Blade Works」

劇場版三部作として作られた第三ルートの「Fate/stay night Heaven's Feel」

結末やヒロインが違うのはもちろんだが、進み方もそれぞれのルートで全く異なる。

そしていきなり「Unlimited Blade Works」や「Heaven's Feel」から見ても、おそらく全く理解できない、というかそうやって見るのは絶対におすすめしない。

「Unlimited Blade Works」には「Fate」を見ていないとわからない場面があるし、「Heaven's Feel」に至っては上記のあらすじがめちゃめちゃ省略されており、2つのルートのエンディングまで見たことを前提に作られているので、大人しく順番に見ることを勧める。

そして「Fate/stay night」の10年前のエピソードを描いてアニメ化されたのが「Fate/Zero」

これは「Fate」ルートの知識があれば理解できる内容となっている。重要なエピソードもあるので「Heaven's Feel」の前には是非とも見ておきたい作品。ちなみに自分はなぜか一番最初に見ました

なので、個人的におすすめの順番は、

「Fate」
→「Zero」
→「Unlimited Blade Works」
→「Heaven's Feel」

です。まあ「Zero」は最初と最後じゃなければいつでも良い。

次からネタバレしない程度に各作品を簡単に紹介していく

☆Fate/stay night

“問おう あなたがわたしのマスターか”

セイバーと士郎がメインの作品
とりあえずここで聖杯戦争やらの単語をしっかり理解して楽しめるのが大切
今後の「UBW」とかにも影響してくるからね

ストーリーも王道な展開が多いのでとても楽しめると思う

欠点としてはいかんせん映像が古い

別に悪口を言ってるわけではないんだけど、なにしろ2006年のアニメなので作画は悪くないんだけど、最近のアニメに見慣れていると、どこか迫力にかけるかもしれない

でも音楽はかなり良い
オープニングのdisillusionは夜の不気味な感じを醸し出しつつ、王道らしさも感じる良い曲

https://youtu.be/Qy7Q77ZD_ME

ところどころのBGMもufotableよりこっちの方が好き、と言う声も上がるくらいには良いと聞く
なお、自分はあんまり気にしたことないのでわからない

☆Fate/Zero

“僕はね、正義の味方になりたかったんだ”

制作会社が「TYPE-MOON」から、皆さんご存知「Ufotable」に変わってからはじめてのFate

stay nightから10年前の第四次聖杯戦争を描いた物語

主人公も士郎ではなく、衛宮切嗣という士郎の義父にあたる人物
士郎に関わる重要な人物なので要注目

出てくるサーヴァントも第四次の時とは異なり、ほとんどが新登場のサーヴァントである

見所はなんと言っても作画
最初のstay nightからは考えられないぐらい大迫力の戦闘シーンの数々
ほんとにアニメかよ、劇場版じゃないのかよ、ってレベル

そしてストーリーも超面白い
stay nightへどんどん繋がっていくので見ていてとても楽しい
子供時代の凛などstay nightのキャラも出てくるのでその違いも見てみると面白い

ただstay nightに比べて重めな展開が多い
まあこれは前日譚あるあるなので仕方ない
そういうのも含めて楽しめれば良いと思う

☆ Fate/stay night Unlimited Blade Works

“体は剣で出来ている
血潮は鉄で心は硝子
幾たびの戦場を越えて不敗
ただ一度の敗走もなく、ただ一度の勝利もなし
担い手はここに孤り。
剣の丘で鉄を鍛つ
ならば、我が生涯に意味は不要ず
この体は、
無限の剣で出来ていた”

遠坂凛ヒロインの第二ルート
これが一番おすすめかもしれん

この作品を検索しようとすると劇場版の方が出てくるかもしれないが、個人的にはアニメ版の方がおすすめ
劇場版はカットされてるところが多いので、大変かもしれないけどアニメ24話見るのが良い

Zeroの時から引き続き会社はUfotableで、さらに作画がパワーアップしている
これを毎週放送していたと考えると本当に頭がおかしい

ストーリーもstay nightでは明かされない謎が明らかになったり、zeroから繋がる点もあるのでstay nightよりもさらに楽しめるのではないかと思う
特にアーチャーについての掘り下げは必見
驚く人も多いと思う

そしてこの作品を推す最大のポイント

ヒロインの遠坂凛ちゃんがマジでかわいい

色んなアニメ見てきたけど、総合で最推しなまであるレベルでかわいいと思う
性格、容姿、色々見た上で一番好き

そんな遠坂凛がメインヒロインなわけで、当然掘り下げも多い
是非楽しんで欲しい

☆Fate/stay night Heaven's Feel

“俺は、桜だけの正義の味方になる”

間桐桜がヒロインの第三ルートにして、シリーズ史上最大規模の劇場版三部作から成る

第1章 presage flower
第2章 lost butterfly
第3章 spring song

作画は間違いなく全作品の中でトップクラス
3作目だけ劇場で見ることができたけど、本当にやばい、戦闘シーンはずっと鳥肌立ってた

鬼滅の刃からUfotableを知ったけど、鬼滅だけじゃなくてこっちも見たほうがいい
こっちのが圧倒的にやばい

ストーリーはかなり重め
今まで深く触れてこられなかったヒロイン・間桐桜についての掘り下げがあるのだが、マジで重い、しんどい
どの作品よりも圧倒的に暗い展開が多く、辛い展開も多い

でもその分超面白い、やっぱり視聴者は辛いけどそういう展開を望んでいるのかもしれない

またHeaven's Feelの士郎は本当にかっこいい

Fate、UBWを通して士郎を良く知った上でここに辿り着いてほしい、超エモい
特に3章は必見

劇場版ということでカロリーが高いかもしれないが、Fate、zero、UBWを通ってきた人なら確実に超絶楽しめるので、なんとしてもここまで来て欲しい

全体を通して

Fateはマルチエンディングで、三作品という形で分かれているが、どの作品でも士郎は「正義の味方になりたい」という意思を貫き続けているということを忘れないでほしい

士郎にとっての「正義の味方」とは何か
ある意味この物語の最重要部分に関わることである

士郎は最終的にそれを見つけるのだが、どの作品でも「正義の味方」としての在り方は異なる

それがFateの面白いところだと自分は思っている

聖杯戦争を通して、誰とどのように関わるか、それによって士郎にとっての「正義の味方」がどう変わるのか
見終わった後に作品ごとに比べてみるときっと面白いと思う


最後におまけ程度に
サーヴァントについて

サーヴァントはセイバー、アーチャー、ライダー、キャスター、ランサー、バーサーカー、アサシン、の7騎である

サーヴァントも召喚されてるとはいえ、それぞれしっかりとした目的、意思を持っているので、魔術師たちだけではなく各サーヴァントの行動、背景にもしっかり注目してほしい

特にstay nightのアーチャーは色んな意味でめちゃめちゃ良いキャラ、UBWで掘り下げがあるので必見

zeroではライダーがおすすめキャラ

大柄で細かいことは気にしない豪快な男で、最初はワガママな人物に見えるかもしれないが、ストーリーが進めば彼の良さにきっと気づくだろう

彼のマスターのウェイバー・ベルベットもまた良いキャラで後日彼が主人公の外伝が出ているほどだ
(ロードエルメロイ2世の事件簿という作品です)

zeroは暗めな展開が多い中この二人の掛け合いに救われる場面も多くあった

全作品を通して推しキャラを見つけるのも楽しみの一つになると思う
ただstay nightでは、そのキャラが必ずしもどのルートでも幸せになるとは限らないので、覚悟して推すことが大事
どのアニメや漫画でもね

最後に…

Fateは全話見ることこそ大変だけれど、見終わった後には「この作品を見てよかった」と心の底から思えるほどに面白い作品なので、是非楽しんで欲しい

Ufotableさん、Fateルートの再アニメ化よろしくお願いします


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