【アニメ制作記:セグウェイ姉妹編⑪】大反省会、そして次のアニメへ…。
そもそもこのアニメを作った経緯としては前回作ったビオレ擬人化アニメ(下のリンク)が、
自主制作アニメ界の大物である「こむぎこ2000氏」にRTされて舞い上がり、そして冷静になり、
「広めるチャンスはもらえたのに活かしきれなかった。もっと反応してもらえるもんを作れたはず!」
と、
こんな記事を書いたところから出発した。
僕(みじんこ)としては、雑に見えた要素を改善して線をスッキリさせればもっと伸びるのでは、と。
原画のみみず氏としては逆に自身の良さを活かして、
そして、B案はみみず氏が手描きで仕上げた。どちらも今回は5秒アニメなので、前回の16秒に比べるとかなり短い。
果たして、どちらが伸びるのか、前回のビオレ子アニメを超えられるのか。
こむぎこ氏に拾われるかどうかが命運をわけそうだ。そんな命運勝手に課せられても困ると思うが…
結果を見てみよう。
A案(音ナシ、音アリ版2種)
B案
ちなみに、色々試した結果720pで書き出してスマホじゃなくPCから投稿する、と良いらしいが…。
その辺上手いことやる方法を知りたい。
それはさておき…
結果としては、どちらも思ったより伸びずw
なんでだ…。
どちらのアニメも10RT前後、50いいね前後といったところか。単体だとB案、累計だとA案のが伸びたが、ぶっちゃけそう変わらないな。肝心のこむぎこ氏からのRTは今回は無し。
やはりRT大砲が打たれないことには大きくは伸びないんだな。
しかし、わかったことが一つ。#indie_animeタグをつけると、こむぎこ氏が運営をしている「自主制作アニメーション部」のアカウントはほぼ必ずRTしてくれる。
これは大きいぞ。
その証拠に上3つのツイートと、
作ったアニメをまとめたツイート、#indie_animeタグを付けたツイートは全てRTしてくれた。多分1日に一度タグを全部チェックして、不適切なもの以外は全てRTしてくれている。
これはフォロワーの少ない自主アニメーターにはかなり有難いことで、
#indie_animeタグをつければ 、最低でも自主制作アニメーション部のフォロワーである2万人強にはRT表示がされる、という最低保証があるということなのだ。
つまり、それなりのクオリティに達してさえいれば完全に埋もれることはない、ということだ。
前回のビオレ子アニメはそれに加えて、本家のこむぎこ氏(当時のフォロワー約15万人)からのRTとフォローがあった。今回は本家RTはなし。残念ながら、結果だけ見ると完敗したと言える。
ただ今回、こむぎこ氏からA案のGIFだけは「いいね」されてたんだよな。
ツイート内容に共感されただけな気もするが…。
なので、ちゃんと目には触れたと思って良い。
ちなみに、こむぎこ氏の上の大石まさる氏は、結構有名な漫画家さんである。氏もいいねしてくれた。
はなぶし氏や米山舞氏、tarou2氏とも繋がってる業界の人やんけ…。
まあ、「いいね」にそんな深い意味はないんだけど、反応を得たという結果だけ見ればそうだね。
僕個人としては、A案よりB案の方が出来が良くて、やっぱりみみず氏の方が構成が上手いな、とは思ったな。僕はまだまだ経験値が足りてない。
特に、最初の絵コンテが大事なのかな、と今回勉強できたので、これを機に絵コンテ模写を始めることに。
A案は3Dのわおた氏のおかげで、中割りも大分楽だったし、色々と助かった感。3Dについては、こちら側が今回活かしてきれていなかったな。
カメラワークの激しい部分や、車や電車なんかの動き続けるディテールの細かいものに絞ってピンポイントで使った方が活かせそうだ。
あとは5秒アニメ、という短い縛り。これが視聴者的には物足りなかったのではと。
みみず氏は結構凹んでいたw
まあ、手間かけたもんなー。
手間をかければ良いというものではないが、やっぱり割いた時間を考えると思うような結果がでないことはしんどいだろうな。
自主アニメの世界とはそういうもんなんだろう。イラストや漫画もそうだとは思うが、特に枚数が多いのでダメージも比例して大きい。
枚数を描いたからといって成果物が良くなければ、広がらないし、良いものを作るしか報われる方法はないんだよな。だから結果が振るわなくて、一枚絵に戻る人や折れる人は多いんだろうな。ある種やりがいのあるジャンルだなあ。スタミナがいるね。
背景については、どちらもビオレ子に比べて結構描き込まれていたのでもう少し伸びるものと踏んでいたが、あまり効果は大きくなかったようだ。。うーむ。難しい。
綺麗な線か、ラフな線か問題についても、どちらがウケるのかという結論はなんともいえない結果だ。
結果的にB案のラフな線の方が「らしさ」が出て個性的になったな、と僕は思った。
「一般受けするのは綺麗な線だろう」と思っていたが、それはアニメの見せ方でどうとでも変わるんだな、というのも今回分かった。
以降は原画描く人の好みに合わせてでいいんじゃないだろうか。
ただ、ビオレ子のアニメと並べてみて、B案のラフな線の方が「みみず氏の作風だ!」ってのはよくわかるな。A案のは別物感がある。
なので、コンテンツ化するなら、ラフ路線でみみず絵のイメージを固めてしまった方がいいのかな、とは今回やってみて感じた。あとはパンチで玄人ウケを狙えばいい訳だし。
そんなわけで、セグウェイ姉妹の反応編は幕を閉じ、我々は次のステージへ進むのであった。。
アニメMVをチーム内で完結させてみたいのだよな。という目標があるが、それはまた別の話。
どうやら、みみず氏は何かを思いついたようで、blenderとグリースペンシルを使った2.5Dアニメ的なものを考えている様子。
ちなみにご存知かとは思うが、安田現象氏とは、3D製作ツールblenderを駆使してヌルヌルと手描きのように動くアニメを一人で作っている凄い人である。
最近になって、どうやらチームでアニメ製作を始めることになるようだ。どうなっていくのか楽しみ。
でも、みみず氏がblenderを使うとなると、iPadでは難しくないか?(氏は普段iPadとprocreateというアプリでアニメを描いている)。
というわけで、「第3章 カレーライスの宇宙編」が勝手に始まるのだった…のだが、なぜか魚擬人化アニメを先に作ることになったのはまた別の話である。↓へつづく
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