空き店舗で『夕食デイ』を実現させるには
おはようございます!
今日は3月5日発行シルバー新報⑦面
〜空き家×福祉マッチングサイト開設〜
についてです。
【今回の記事のまとめ】
☑️かながわ福祉居住推進機構は国土交通省の空き家対策の一環として取り組んだ調査研究事業の成果物として、webサイト『空き家福活ネット』を開設した。
☑️サイトでは全国的に社会問題となっている空き家・空き店舗を高齢者や障害者の住まい、交流の場などで活用することで、空き家問題の解決に留まらず、地域包括ケアシステムの活用を目指している。
以上のまとめを踏まえて私見です↓
今回は空き家対策と地域包括ケアシステムに関する内容です。
神奈川県は、空き家対策の一環として、空き家と福祉を結びつけることができるwebサイトを開設しました。
このサイトでは、地域で福祉活用したい空き家を集めた『空き家マップ』や空き家の所有者と地域活動の担い手をマッチングさせるコーナーがあるそうです。
僕はこのwebサイトを上手く使いこなせば、かなり将来性がある事業だと思いました。
現在、新型コロナウイルスの影響により空き店舗が増えています。
『いい立地条件やのに』と素人ながらに空き店舗をみながら、介護や福祉ならいけるかも…と軽々しく考えたりします。
もちろん介護や福祉の経営者の方々は今の空き家や空き店舗の状況など百も承知で、マッチングコーナーなどなくても経営者であれば探し当てるでしょう。
ではなぜ介護や福祉で空き店舗を埋めることができないのか…
一番の原因は介護職員の”人員不足”です。
店舗を増やしたくても運営できる人材がいない、というのが介護や福祉業界の現実だと思います。
そこで重要なキーワードが『地域包括ケアシステム』です。
このキーワードに将来性があると思います。
例えば『夕食デイ』という事業を立ち上げるとしましょう。(高齢者の方が夕食を楽しめる場所はマジで増やして欲しい)
これをデイサービスとしてマッチングさせると上手くいきません。
でも『地域包括ケアシステム』として、街の商店街や小料理屋さんなどとマッチングすれば何とかなるような気がします。
『夕食デイ』を運営する場所の募集、そこに食事を提供する料理屋さんの選定、そこまでの動線を確保するタクシーなどの移送会社や介助するヘルパーさんの手配…
それを一挙に市町村が後押ししてマッチングさせることで『地域包括ケアシステム』として『夕食デイ』を稼働させることができると思います。
新型コロナはピンチですがチャンスにもできるはずです。
“空き家や空き店舗の問題、飲食業の経営の難しさを『地域包括ケアシステム』で解決する”
そんな一石二鳥な明るい未来も描いていきたいですよね。
では、いってらっしゃい!
#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #シルバー新報
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