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『サ高住』に求められるもの

おはようございます!

今日は1月9日発行シルバー新報①面
〜サ高住、入居者数や退去理由公表へ〜

についてです。

【今回の記事のまとめ】

☑️国土交通省は来年度もサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の整備費補助事業を継続する。来年度予算案にスマートウェルネス住宅等推進事業に230億円を計上した。
☑️一方で情報不足でのトラブルを回避するため、登録段階での情報開示は強化する。一年間の入退去者数や退去理由などの情報について、補助を受けていない事業所にも開示を求める方針。


以上のまとめを踏まえて私見です↓


今回はサ高住の情報開示強化とスマートウェルネス住宅に関する内容をまとめてみたいと思います。


『スマートウェルネス住宅等推進事業』って聞いたことありませんでしたが、用語や概要などを調べてみると以下の通りのようです。

●スマートウェルネス住宅
→高齢者、障がい者、子育て世代などの多様な世帯が安心して健康に暮らすことができる住環境のこと

●スマートウェルネス計画
→地域における高齢者等の居住の安定確保、地域住民の健康維持と増進、多様な世代の交流促進、地域コミュニティ活動の活性化などの方針を地方公共団体と連携して定めたもの

だそうで、スマート…と聞くとICTメインなのかと思いましたが、多世代交流を目的として、地方公共団体と連携する都市計画のようなものみたいです。

その中に『サ高住』の位置付けがあり、整備費用の補助が認められているようですが、
『介護離職ゼロ』や『特養待機ゼロ』を目指した事業なのでこれからも継続して補助されていくことでしょう。

整備費用の補助継続に伴い、入退去者数や退去理由、平均年齢、男女比などの情報開示項目が増やされました。
サ高住の立地が土砂災害特別警戒区域に該当しないことなどの防災に関する要件も設定されるようです。

利用者さんが知ることができる情報が増えると、公平な判断がしやすくなると思いました。

利用者目線の改定っていいですよね。
『サ高住』はこれからもっとフォーマルな存在になりそうです。

あとはスマートウェルネス計画の多世代交流ですが、この『コロナ禍』で高齢者の方と子どもたちが一緒には集まりにくい状況にあると思います。

しかし、制度設計としてはこのスマートウェルネス計画が僕はいいと思います。

ダメなのは感染対策を怠ることで、交流することが一概にダメだとは思いません。
”孫に会える世の中であって欲しい”と僕は思います。

ウイルスなどの感染症の特色を理解し、感染が流行りにくい夏場などに交流を深めたり、接触の方法を考慮すればいいだけです。(成人式も冬にやる必要ないですよね)

是非、施設周辺の地域交流を含めた施設の設計にして欲しいと思います。

設備補助と聞くと利権が絡む制度のように感じますが、サ高住を後押しする政策に、その施設のみではなく、地域の多世代交流も想定されている、というのは大事なことだと思います。

補助だけもらって、後は知らんぷり、地域や利用者さんに還元しない、ではダメですよね。


では、いってらっしゃい!




#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #シルバー新報 #スマートウェルネス計画

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