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顔写真から認知機能低下を判別する技術について
おはようございます!
今日は2月5日発行シルバー新報⑤面
〜AIで顔写真から認知機能低下を判別〜
についてです。
【今回の記事のまとめ】
☑️東京大学医学部附属病院老年病科秋山教授らは、顔をAIで解析することで、認知機能の低下している人を見分けられたと発表した。
☑️今回の研究は、2012年から行われ、健康状態、社会参加、活動、認知機能などのデータ収集と解析を、顔写真を用いて行われた。正答率90%以上のAIモデルが確認され、将来的には認知症のスクリーニングが可能になることが期待される。
以上のまとめを踏まえて私見です↓
今回の内容はAIの技術についてです。
東京大学医学部附属病院の教授らが、顔写真をAIで学習させることで、認知機能の低下を見つけ出すことに成功したそうです。
顔写真で診断できるってすごいですよね。
将来、受診もオンライン診療もする必要なく、利用者さんの顔写真のデータだけで認知症の判断ができるようになるかも知れません。
アプリなどが開発されれば、スマホで診断とかもできるかも知れないですよね。
この技術のいいところは、ご家族や介護者が認知機能の変化を手軽にチェックできるところだと思います。
もし、認知機能の程度を画像でA〜Eなどに評価できれば、月一回自宅でチェックし、その変化を追うことができ、サービス利用の指標になったり、区分変更申請のタイミングを事前に掴むことができるかも知れません。
画像で認知機能を検査することに、ご本人に配慮は必要ですが、正確な診断ができるのであれば、かなり役立つように思います。
ここで、介護とは違う話になりますが、この“画像で認知機能を判断する技術”って悪用されるとめちゃくちゃ怖いですよね。
家族写真をインターネットに保存、投稿すると、認知症の人がいる家族として認識され、認知症に関する広告が表示されるようになるかも知れません。
他に、認知機能低下ではなく、精神状態の判定を画像で診断できるようになれば、自分よりも客観的にスマホやネットが精神状態を把握し体調に応じて様々な提案をしてくるかも知れません。
SFのような話ですが、今の広告ビジネスの在り方をみていると、あり得ない話じゃないように思います。(Googleで検索すると関連した広告がバナーに表示されるなど)
こういう技術が健全な形で利用されることを願います。
では、いってらっしゃい!
#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #シルバー新報