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訪問入浴メインの“あったかい“事業所
おはようございます!
今日は1月1日発行シルバー新報④面
〜違いを受け入れる“あったかい”介護〜
についてです。
【今回の記事のまとめ】
☑️愛知県を中心に28拠点で訪問入浴を中心に訪問介護からグループホーム、福祉用具貸与まで幅広く展開している『福祉の里』では、LGBT理解、障がい者雇用の推進、働き方改革を行い、人材確保、離職率の低下に成功している。
☑️矢吹社長はロサンゼルスに20年以上過ごし、重い自閉症の子どものセラピーを行う仕事に長年携わってきた経験を活かし、障がい者雇用や働きやすい職場の改革を行っている。利用者だけでなく、スタッフにも“あったかい“を提供する会社である。
以上のまとめを踏まえて私見です↓
今回は訪問入浴がメインの介護事業所の取り組みについてです。
この会社が訪問入浴に力を入れる大きな理由とは…
『介護を始める職員がキャリアをスタートするのに、夜勤がなく、複数名で訪問する訪問入浴が適しているから』
だそうです。
確かに訪問系の仕事は基本的に一対一で、訪問の仕方や介護技術、コミュニケーションの方法などをその都度教えてもらうことは困難です。
最初は施設系で…とキャリアをスタートすれば、訪問系に苦手意識を持ったり、部署を変えるのにハードルができたりしますよね。
社内でのキャリアアップや介護職員の育成を前提に、訪問入浴を軸に事業の運営を設計されているところは、本当に従業員思いの職場なんだろうなと感じます。
まだ、これだけではありません。
矢吹社長自身、自閉症セラピストの経験を活かし、積極的に障がい者雇用をされているそうですが、一日の始まりから終わりまでスケジュールが決まっている訪問入浴は、自閉症がある職員に向いている仕事だと語られていました。
障がい者の職員のことも考えて運営設計されているんです。
どうしても利益を優先して事業運営を考えがちですが、職員の働き方や成長を見越して職場環境を整えることこそ、長続きする会社になると思います。
もちろん売り上げがなければ事業を続けることはできません。
ボランティアでできるほど甘い業界ではありませんが、経営者の理念が浸透し、それぞれの職員が職場を支えたいと思える事業所は強いですよね。
訪問入浴メインの事業所だけに“あったかさ”を感じる会社でした。
こんな会社が地域に溢れて欲しいですよね。
では、いってらっしゃい!
#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #シルバー新報