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紅の豚 ”カッコイイとは、こういうことさ”

”飛べない豚はただの豚だ”
この台詞が有名なこの作品は

主人公が豚だから
一見ファンタジーの世界に見えるけど
そうじゃないと感じた

戦争で仲間を失い
一人だけ生き残ったポルコが

生きるために賞金稼ぎで
空賊と日々争う

その中で恋愛模様が
熱くなってくる

しかしポルコはやはり
罪の手枷足枷が外れない
過去の呪縛から抜けられず
女性を振り回していた

紅の”豚””仏陀”

戦争で死んでいった仲間が
空の飛行機雲になって昇天したが
ポルコだけはなぜか飛行機雲にならず
現世に戻され生き残った

ポルコは一人だけ生き残った”罪の意識から修羅”になった
これをジブリは豚で表現したのかな

修羅とは阿修羅
阿修羅は悪鬼に見られがちだけど元々天界の神
”悟りをひらいた仏陀”

阿修羅は顔が三つあるが
阿修羅の背景が深い存在だと表現していて複雑な仏です
これもうまくポルコと比喩している

最後にポルコはキスをされると
阿修羅の顔が入れ替わり"元の姿に戻る"

この辺はキン肉マンの
アシュラマンとか見たらわかりやすいかも

どんなにすごい仏や神も
感情が動かされ
喜んだり
怒ったり
哀しくなったり
楽しくなったり

する

つまり人間と変わらなく
喜怒哀楽があり物事に一喜一憂する

誰にも”阿修羅のように色んな一面”がある
良い面や悪い面、知らない面

その内面の”潜在意識と向かい合い悟れば”
僕らもポルコのように元の姿に戻れるかもしれない
姿というよりは意識

ポルコが豚として生きた修羅の世界は
僕らには全くわからないほど深淵の暗闇だったでしょう

”暗闇”という文字はどちらも”音“という字が入っている
暗闇はネガティブなイメージがあるけど
そうではなく、何もない状態(無)から
音があるほうに歩けば必ず光が見えてくるという
シンプルな成功法をさしている

暗闇(修羅)=光明(仏陀)

陰と陽

情報社会の中で人や情報に惑わされず
自分が信じた音のする方へ進めば
光は見えるかもですね

逆もまた

し・か・り


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高橋 悦史
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