戦争でどっちが勝つかは最後の最後まで分からない、という話
これは最後の最後に一発逆転があるかもしれないからという話ではありません。実際、そういうことも過去にあったかもしれませんがここでいう"最後まで"分からない理由は「どっちも本当のことは絶対に言わない」からです。
第二次世界大戦でもあの日いきなり終戦宣言が出されるまでは日本人の大半はまだまだ戦争が続くと思っていたはずです。
後になってみれば誰が見ても負け確定の状況でもそれに気づけなかった理由、ヤバいんじゃね?と薄々勘づいてた人はいたかもしれないけれどまさかあの日玉音放送が流れるとは思えなかった理由。それが大本営発表というやつです。
どんだけ劣勢にあっても「まだやれてるよ」「ってかこっちの地域ではめっちゃ勝ってるけどね」という嘘ではないかもしれないけどそれって正確?という情報です。
件の戦争においてもロシアもウクライナも「負けそうです」とは絶対言わない。ニュースではアメリカのCIAの分析結果なども伝えられていますが、ロシアの劣勢や弱点は伝えてもウクライナのそれは伝えない。
そうしたバイアスのかかった情報をあたかも客観的で中立性を保った情報です、という建て付けで報道されるのでどっちか勝つ負けるかは"その日"が来るまで分からないよね、という話です。
実際その日が来たとしても無条件降伏でもしない限り負けた方も負けましたとは言わないだろうし、仮にクーデターとかで政権が変わったとしてもその国の主権を大きく奪うような措置は取れないのが現代の国際社会だと思います。
戦争がいつ終わるかは"その日"が来るまで分かりませんが、終わったら終わったでその後の国際秩序をどう保っていくかが今以上に大変じゃないかなと思っています。