MIDAS

musicite編集長・山田によるnoteです。musiciteのスピンオフ的なイメー…

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musicite編集長・山田によるnoteです。musiciteのスピンオフ的なイメージで考えていたのですが、本体で「codoc(コードク)」を導入することになったので、こちらはmusiciteや音楽ネタにこだわらずにコラムっていこうと思っています。

最近の記事

みんなで話し合うことの一番の弊害、という話

意思決定者である一人がいて、その人が束ねる組織やチームがあって、この先のビジョンを求められるタイミングが来て、みんなで話し合う必要に迫られて、その時に起きる一番の弊害。 それはたくさんの人の意見を聞けば聞くほど、集約すればするほど、練磨すればするほど、出てきた答えが色々な人の意見を反映した中庸な結論になってしまうということ。 意思決定者か出す結論は多数の意思を必ずしも反映させる必要はないし、時として誰かの思いを裏切る場合もある。 そのことに対して意思決定者が呵責を感じる

    • ディレクターとプロデューサーの違いは何か?という話

      仕事の役職や職能を表す「ディレクター」と「プロデューサー」という言葉がありますが、この二つの違いを明確に理解している人はどれくらいのいるでしょうか。 僕は「あなたの仕事はなんですか?」と聞かれたら「一番長くやってきたのはWebのディレクターです」と答えています。 そこにはプロデューサーではない明確な理由があって「Webプロデューサーです」とは決して答えません。 ただそれも今になってようやくプロデューサーとディレクターの線が引けるようになっただけで、ディレクターとしてバリ

      • 「ボールを持つ」というビジネス用語が嫌い、という話

        複数の担当者がいるプロジェクトなどで進捗確認をする時に使われる「誰がボールを持っている」という表現が嫌いです。 初めて耳にした時に反射的にイラッとしたのを覚えています。 ものの喩えとしてはとても的確に状況状態を言い表していると思うのですが、責任の押し付け合いをしているような印象を受けたのが鼻についたんだと思います。 これが完了しないと先に進まないというタスクは多々ありますが、発生した問題に関してはプロジェクトに関わる人全員の問題であり責任だと思うので、それをボールという

        • デカい!四代目イモリウム水槽が起ち上がった、という話

          約1ヶ月前に購入した四代目水槽ことアクアテラリウム600x450の起ち上げが完了しました。 かつてないサイズの水槽だっただけに先が見えなかったのですが、暇を見つけては少しずつ作業を行いようやく完成しました。 オキナワシリケンイモリたちの引っ越しも済ませた後、新居の居心地を見守っているのですが、最初はあっちに行ったりこっちに行ったり新たな棲家を確かめるべく歩き回っていました。 そこから一週間ほどしての現在ですが、これまでの水槽に比べてイモリたちが外に出ている(=姿を目視で

        みんなで話し合うことの一番の弊害、という話

        • ディレクターとプロデューサーの違いは何か?という話

        • 「ボールを持つ」というビジネス用語が嫌い、という話

        • デカい!四代目イモリウム水槽が起ち上がった、という話

          やさしさはAIを進化させるか?という話

          世間は今、AIAIAIAIで大騒ぎですがこのコラムでも過去にAIに関する記事を書いてきました。 その後も色々と考察を重ねているのですが、一つ実験とその結果から一つ面白い考察をしてみたので以下にまとめます。 その実験をするにあたって下記の2つの過去記事が前提となっているのでお時間ある人はそちらもご参照ください。ただ、タイトルが内容の90%以上を語っているので中まで読まなくても大丈夫です。 ▼ 論破して欲しいと思ったことないですか?、という話 ▼ ChatGPTは論考アシ

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          やさしさはAIを進化させるか?という話

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          取り返しがつかない失敗とゲーム課金の関係、という話

          ソシャゲやオンライン配信などで課金が当たり前になってきてから顕著になってきたことだと思うのですが、いわゆる中毒になってしまい生活が破綻するケースが多くなってきたようです。 特にまだ自立をしていない子供が課金にハマってしまったことがきっかけで、生活どころか家庭崩壊に陥っているという話も身近で聞いたことがありました。 僕自身もネットやゲームに課金をしたことはありますが、だいたいある程度のところで我に返ることが多く、そのほとんどにおいて無料で楽しめる範囲で留まっています。 と

          取り返しがつかない失敗とゲーム課金の関係、という話

          四代目イモリウム水槽起ち上げに悪戦苦闘する、という話

          新たに購入した600x450水槽の起ち上げ作業に着手し始めました。ただめちゃくちゃ難航しています。 前回の450x300水槽のリセットは行き当たりばったりなところが多く、正月休みをほぼ使い切ってしまったため、今回はその反省をふまえてある程度ロングスパンで少しずつやっていく予定です。 デカい水槽にレイアウトの構成力が絶望的に追いつかない…イモリウムをレイアウトする際は一応毎回「こんな感じにするぞ」という構想は練った上で着手しています。 そのために絵を描いたり写真を見たりそ

          四代目イモリウム水槽起ち上げに悪戦苦闘する、という話

          イモリの仲間が増えたけどちょっと心配が…、という話

          イモリを2匹追加しました!!先週、600x450の水槽(GEXグラステラリウム)が届いた話を書きましたが、それとは別に新たに追加したものがありました。それは… オキナワシリケンイモリさんたちx2です! 新しい600x450の水槽はかなり大きく、これまで飼育していた3匹だけではスペースを持て余しそうだったので、生体の追加はかねてより計画していました。 先に飼育していた3匹はいずれも新宿のアクアフォレストさんで購入したもので、上陸からそれほど日も経っていないであろう幼体から

          イモリの仲間が増えたけどちょっと心配が…、という話

          四代目イモリウム水槽がやってきた、という話

          速報です。 我が家に四代目イモリウム水槽がやってきました。 GEX EXO TERRA グラステラリウム6045 PT2610です。 実際のレイアウトが完成するにはこの先1ヶ月くらいかかると思うのですが、まずはご報告です。 ちょうど1年くらい前から初めたイモリの飼育とイモリウムのレイアウトですが、一つの目標が600x450水槽でした。 初代水槽(350x220)、二代目&三代目水槽(450x300)ときてついに四代目の600x450となりました。(450x300は2回レ

          四代目イモリウム水槽がやってきた、という話

          決算報告書ってそのうちAIが作れるようになるよね?という話

          このコラムでもジェネレーティブAIの話を何回か書いてきましたが、いよいよ止められないところまで勢いづいてきた気がします。 IT既得権益者たちが開発を止めようと躍起になっていたり、Googleが難癖つけてきたり、はたまた日本にOpenAIのCEOが来日して政治家と話をしたり、2023年はAI元年になるのかもしれません。 AIで仕事を失う人の特徴と仕事を得る人の特徴じゃあこのAIをどうやって使っていくのか?ということについてですが、大学生がやっているようなレポートを書いてもら

          決算報告書ってそのうちAIが作れるようになるよね?という話

          芸術の商業化が難しいのは”ソレッテアナタノカンソウ”だから…という話

          最近とある記事を読んで考え方のヒントになったことをまとめていこうと思いました。 デザインと商業は切り離せないだいぶ昔のことになりましたが前職がデザイン会社でディレクターという役職を担っていたので(僕自身は非デザイナー)、デザインの現場やデザイナーの仕事に関わる機会が多くありました。 一方で”創作”そのものにも興味があったので美術展に行ったり、趣味ながら自分で何かを作るということも結構好きな方でした。 そんな中で頭に浮かんでくたのが「芸術とデザインはどこが違うのか?」とい

          芸術の商業化が難しいのは”ソレッテアナタノカンソウ”だから…という話

          ワラジムシの大量死。原因はだいたい…

          みなさん、ワラジムシは育てていますか?僕はバリバリ育てています。 普段、我が家で育成しているオキナワシリケンイモリのエサは人工飼料がメインなのですが、生き餌としてワラジムシも時々与えています。 人工飼料だけだとどこかに偏りがありそうな気がしてしまうのと、どんなにイモリの食いが悪いときでも生き餌を目の前にした時の飛びつきはもはや本能?という感じがします。 他の生き餌は飼育していないので比較はできないのですが、僕が思うワラジムシのいいところとワラジムシ飼育で時々起きる”大量

          ワラジムシの大量死。原因はだいたい…

          コケの育成が… -三代目イモリウム水槽の定点観測- という話

          今年の初めに三代目イモリウム水槽を起ち上げて早3ヶ月近くが経とうとしています。(起ち上げエピソードはこちら→ 1 2 3 4) 今回はその経過報告です。 無事冬を越しました!(初越冬)イモリの飼育を初めたの2023年3月だったのでほぼ一年が経ちました。 寒い時期から飼い始めるのをあえて避けて3月から初めたので今年の冬が初の越冬となりました。ネットの情報によると気温が10℃以下になると冬眠すると書いてあり、冬眠中の事故でそのまま★になってしまうケースもあるとのことだったの

          コケの育成が… -三代目イモリウム水槽の定点観測- という話

          ChatGPTは論考アシスタントとして使った方がたぶん優秀、という話

          最近のネット界隈の話題はひたすらChatGPTで一昔前のclubhouseのような盛り上がりを見せています。 clubhouseは瞬殺されてしまいましたが、ChatGPTやAIはもはやそれが存在しなかった時代にはもう戻れないんじゃないかと思っています。それぐらいに普及しました。 そんなChatGPTについてですが、この先は使われ方が大きく2つに分かれていくと思っています。 そんなに先は長くない「自動文書作成ツール」としての使用一つは今大多数の人がやっているであろう「自動

          ChatGPTは論考アシスタントとして使った方がたぶん優秀、という話

          "ととのう"は自分と向き合う時間、という話

          サウナのブームは一過性のものかと思っていたのですが案外定着している気がしませんか?実際のところどうなんでしょうか。僕は今も快適なサウナライフを送っております。 さて、サウナの流行の一端を担っていると言っていい言葉「ととのう」ですが、これについては以前から一つ思うところがありました。 この感覚ってサウナ以外でも味わったことがあるよなー って。 子供の頃に釣りをやっていた時や体育の授業やトレーニングで長距離を走っていた時。あと最近感じたのは知人と連れ立って中禅寺湖へキャン

          "ととのう"は自分と向き合う時間、という話

          おじさん構文は"学生時代の憧れを取り戻しているだけなんじゃないか?"という話

          男性の痴情がネットなどでさらけ出されると「おじさん構文」という言葉をよく目にしますよね。 絵文字を多用した文章で女性を口説いたり、それとなく好意をアピールするメッセージを指す言葉のようですが、大人として成熟してそうな人が使う時ほど大騒ぎになることが多いようです。 「年齢も重ねていて社会的地位や責任もある人がなぜそんな恥ずかしい行動を?」というのが面白になっているのだと思うのですが、その理由に一つ思い当たることがありました。 僕はアイドルの取材をすること日常にしているので

          おじさん構文は"学生時代の憧れを取り戻しているだけなんじゃないか?"という話