自分の才能=性格を客観的に見ると、才能を活かす方法を立体的に考えることができた
才能を34の資質(似たような才能の集まり)に分類し、自分の才能として資質診断するストレングスファインダー。
ストレングスファインダー®における才能=才能とは、自分の思考、感情、行動の「特徴」そのものが「才能=強みの元」であり、それらは、無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターンなんだそう。
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先日友人に薦められてストレングスファインダーを受けたのですが、結果を見たら「めっちゃわかる~~~~~~」の連続でした。
30歳を手前にして「私の働き方ってどうなんだろう」「成果をあげるにはどうしたらいいのだろう」「今の仕事あってるのかな?」といった年齢的な視点で、仕事の取り組み方を悩んでいました。(とはいえ、今もまだ悩んでいます)
そんな折に自分の性格を鑑みれてよかったな、という意味を込めての自己分析noteです。ストレングスファインダーの回し者でも、コーチングの類の人でもないですが、自分を知ると無駄に悩むことがなくなって、悩むではなく行動を考えられてすっきりしたよ、という話です。
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そもそもの私のスタンスは、ストレングスファインダーに限らず、性格診断的は好きですが、あまり信用していない……というか「受けたからって、何になるの?」と反抗期の娘みたいな感じでした。
受診してみての率直な感想ですが、ストレングスファインダーの特徴である、
①34つの資質から性格の強みが掴める
②4つの思考型から性格の傾向が掴める
特に②によって、全体感から自分の性格を見直せたことが非常によかったです。
全体感があることによって、足りていない部分や補うべきとこが見えてくる分、「それならば、私の強みをこういう風に生かしていこう」と方向性のある次のアクションステップに落とし込めるのが非常に満足度が高かったです。
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■ストレングスファインダーとは
簡単に説明すると、177問の質問に答えることで、34種類の資質の中から自分を特徴づけるトップ5の資質を知ることができます。
ストレングスファインダーが提唱している34種類の資質は、4タイプ(①実行力資質、②影響力資質、③人間関係構築力資質、④戦略的思考力資質)に分けられます。
画像引用:ストレングスファインダーまとめサイト
本の購入費2,000円で受験ができて、トップ5までのレポート。さらに8,000円課金すると34位までの資質を開示&レポートを受け取れます。
ちなみに、34位まで開示すると、こんな感じのレポートをもらえます。
このようなレポートによって、他人から見た私の姿が説明されます。そこにはいいことも悪いこと=アドバイスも書いてあります。
1つ1つの資質の特徴を捉えるミクロに自分の性格を捉えていくのも楽しいですが、4つのタイプを見るとマクロな視点でバランスがわかります。足りていない部分のリカバリーをする方法を考えたり、私が得意とする分野や仕事の進め方について考えることができました。
この俯瞰的に自分の性格を捉えられることができるのが、ストレングスファインダーの大きな特徴なのではないでしょうか。
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■さかかなの上位5つの資質│トップ5まで
さて、トップ5を見てみましょう。
1. 社交性 …影響力
2. 達成欲 …実行力
3. アレンジ …実行力
4. 目標志向 …実行力
5. 個別化 …人間関係構築力
1つも戦略的思考力ない~~~~~!
だよね~~~!うすうす気づいてたよ~~~~!えぇ、えぇ。オセロ前半優位で、あとから逆転されるのが定石ですもの。
というのが正直な感想でした。
一方でトップ5のなかに、実行力が3つあることはかなり偏った強みなのでしょう。自分の手を動かしてプロジェクトや旅行などを進めるのが得意かもしれないな……と最近思っていたのですが、それは「達成欲」「アレンジ」「目標志向」のおかげなのかな?と少し納得です。
行動力はあるけど、戦略性はないということか…なんて少しずつ自分について考えていきます。
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■私のことが書いてあった「社交性」の特徴
まずは一番の強みである「社交性」の資質を見てみます。
社交性の特徴
知らない人と出会ったとき、
・好印象を持ってもらうよう振る舞える
・すぐに打ち解け、関係性を作れる
・何を話せば良いか自然と心得ていて、楽しく会話することができる
・常に人間関係を構築することに前向きで、広いネットワークを構築できる
第一声は、これ私やん。
この性格は、ストレングスファインダーを受ける前から自分でも自覚していました。けれど、「強み」として自覚しているわけではなくて、「なんかこういう性格なんだよね」という感じです。
受診した結果、これって強みなのか!ということがまず1つ目の発見でした。
たしかに、最近の私は興味のある分野のコミュニティに足を運んでは、少しずつ友人が増えています。
思い返してみれば、大学時代から様々なコミュニティに所属していましたし、そこで知らない人の話を聞くのが好きでした。そのためか友人たちには「活動的だよね」「友達多いよね」と言われることが度々ありました。他人から見ると、人とのつながりが多く見えるようなのです。
社交性の特徴
あなたは本能的に 自分の親しみやすく社交的な性質が評価される状況に何度も身を置きます。(略)
人をつなげてネットワークを作ることができます。
なるほど!私のことです!と、こんな感じでストレングスファインダーに提示されている私の特徴とそれがどう活かすことができるのか、を確認していきます。
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■私の「強み」と「悩み」は表裏一体だった
今回受診して一番驚いたのが、最近の私の悩みが1番の資質だったということでした。最近の悩みというのは、
最近の悩み
私は活動的でいろんなコミュニティに所属しているけれども、
・活動的なのは、若いからこその特権だったのでは?
・興味のままに活動しているけど、それでいいの?
・知り合うだけでおしまいでいいの?
・もっと腰を落ち着けたほうがいいのでは?
・Facebookの過疎によってつながりが疎遠になっている…
こんな感じ。
ストレングスファインダーでは、私の性格を位置づける一番の資質である「活動的であること」を、私は一人でもやもやと肯定的にとれずにいたのです。
ストレングスファインダーの結果によって、自分が知っている性格を第三者から強みだと定義してもらえることで、自覚し、活用する意識が芽生えました。
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■34種類の資質をすべてを見ると見えてきた弱み
トップ5だけでも、十分に自分の性格の特徴をつかめますが、トップ5までわかると人間の性というものはすべて知りたくなるもので、2周間ほど悩んだ末に、レポートを購入してしまいました。
確かに、8,000円は高いです。
その金額分の回収ができるかどうかはまだわからないですが、「自分の強みでない部分」が明らかになることは、精神衛生上よかったなと思っています。
たとえば、34位まですべて開示してみると、さきほどショックを受けた「戦略的思考」は、実はトップ10までに3つはいっており、本当に弱いのは「人間関係構築力」でした。
(社交性は高いが人間関係を構築は得意でない、ということ……!?相反しているような結果ですが、思い当たる節があります……。)
さかかなは他者との調和力よりも、実動力のほうが強みだとすると、よくいえば「目的が決まっていれば、ごりごりプロジェクトを推進できる」けれども、悪く言えば「周囲との調和力が少なく、プロジェクトそのものの総意を考えるのが苦手」とも言えるのでしょう。
自分の強みでない部分がわかることで、「すでにやることが決まっているプロジェクトに参加する」「総意を確認するときは、なるべく調和力のある人を立てよう」など、今後どう立ち回っていけば、よい結果を導くのか立体的に考えられました。
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■社交性の活かし方
ここで本を読み返してみると、こんなことも書いてありました。
社交性の高い人へのアドバイス
・朝から晩まで新しい人と出会える仕事をしましょう
・少なくとも1ヶ月に1回は知り合いに連絡をとって、ネットワークの構築と維持に努めましょう。
• 「親密性」や「共感性」が高い人とパートナーを組みましょう。彼らはあなたがきっかけをつくってはじまった人間関係をしっかり固めてくれるでしょう
そうか!
ここは私が意識的に、コミュニケーションを取りに行かないといけなくて、それが強みな人とタッグを組むのがいいのか。
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今までは「ただ好奇心のままに活動していただけ。成果がない」と悩んでいたのですが、好奇心=社交性を自分の強みの1つだと自覚し、活かす方法を探る感覚にシフトすることができました。
それを具体的に落とし込むとこんな感じ。
ストレングスファインダーの解釈
・活動的なのは、若いからこその特権だったのでは?
→そんなことない。私の強みだった!
・興味のままに活動しているけど、それでいいの?
→達成欲が強いから、コミュニティに所属する目的をまずは持つべきかも?
・知り合うだけでおしまいでいいの?
→つながっている努力が必要
→つなげ続けてくれる人と仲良くなろう!
私の資質を活かすためには、「コミュニティに所属する際に、自分が成し遂げたい状態やゴールを定めて、それを達成するためにコミュニケーションを取ること」「人のつながりを維持するためのコミュニケーションを怠らないこと」を重視すればいいことがわかってきました。
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■意識しないと、変われないから
さてここまで資質について、初めてまじまじと考えてみました。
改善策
・ある程度方向性が決まっているプロジェクトに参加する
・総意を確認するときは、なるべく調和力のある人を立てよう
・コミュニティに所属する際に、自分が成し遂げたい状態やゴールを定めて、それを達成するためにコミュニケーションを取ること
・人のつながりを維持するためのコミュニケーションを怠らないこと
じゃあそのようにすぐなれるのかと問われると、いまいちピンとこないのが、本当のところです。
けれど、これらを求められる環境にいれたら、それってwin-winな状態が生まれるのだろうなあ。と思うようになりました。
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■何を達成したいかは別に決めないと
すっごい余談なんですが、私の所属している会社は運用メインの会社なので、私の得意とする人脈作りやゴリゴリの実行力を必要性があまりない会社なんですよね。
2年目ころから社風と私の性格が合わないな、と薄々気づいていたんですけど。笑
今回の性格診断でこの性格が強みとわかると、今度はこれを活かせないのはもったいない気がしてきてます。
改善策にあげたように、私が達成したいことを見定めて、そもそもそれを成果にあげることができる環境なのか、もしくは今の環境で私の資質を生かしてもらえるポジションはどこなのか。
社内ならどこなのか、社外だとどこがあるのか。
自分を把握したあとは、自分の経っている場所を全体の中から見つけ出していかないといけないんでしょうね。
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今回、私が1万円課金して受けたストレングスファインダー。受けてみて一番よかったなと思うのは、全体の中で「自分はどんな人か」がわかること。それは自己理解であり、自分の武器になります。
ストレングスファインダーは、2017年末の段階で、全世界1700万人以上が診断をしていて、企業内でのマネジメントに使用されたり、私のように個人で能力を把握したりと様々な用途に使われているんだとか。
どうしても立ち止まって悩んでいたり、同じ思考回路のなかをぐるぐるしてしまう人は受けてみあら、少し前向きになるんじゃないかな。
※もし興味を持って購入する際は必ず新書で購入してくださいね。書籍に受験コードがついていて、そのコードは1度きりしか使えない仕様ですので、お気をつけください。
▼参考にしたサイトはこちら
▼さかかなはこんなことして生きてます