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「噛む」ってスゴイ! (#2)

こんにちは❗️yumikoです。

今回は「噛む」ことについてお話しします。

みなさんは、ひとくち食べ物を口に含んだ時、飲み込むまでに何回くらい噛んでいますか?

あまり意識してないかもしれませんね。

よく、「30回噛みましょう」って言われますが、30回って結構顎が疲れます😅


「8020運動」ってご存知ですか?

これは、「ハチマルニィマルうんどう」と読みます。自分の歯でしっかり噛んで健康に過ごすため「80歳になっても自分の歯を20本以上保ちましょう」と、平成元年に厚生省と日本歯科医師会が提唱したものです。平成12年には「8020推進財団」が作られ、運動の推進に努めています。


「8020推進財団」が提唱している「噛む」ことの効用を表す合言葉

「ひみこのはがいーぜ」

ここでは8つの効用が示されています。

ひとつずつ説明しますね。


ひみこのはがいぜ

(図は8020推進財団より引用)


【ひ】 肥満予防

早食いすると脳内の満腹中枢がうまく働かずについつい食べ過ぎてしまいます。よく噛んで食べると少量でも満腹感を覚えやすくなり食べ過ぎを防ぎダイエットにも効果的です。

【み】味覚の発達

しっかり噛むことで食材の持つ本来の味、旨味を感じることができるようになります。目の前の食事にきちんと向き合い、ひとつひとつの食材に感謝の気持ちを持っていただくと豊かな味覚、豊かな心を養うことができます。


【こ】言葉の発音がはっきり

よく噛むことで口の周りや顎の筋肉が鍛えられ、表情が豊かになりはっきりとした発音ができるようになります。噛むことはお口の周りの「筋トレ」です。


【の】脳の発達

よく噛んで口の周りや顎を動かすことで脳に酸素が十分に送られ血流を促進し、脳細胞の働きが活発になります。子どもの知育や高齢者の認知症の予防にもなります。

【は】歯の病気を防ぐ

人間の口腔内は乾燥すると雑菌が繁殖しやすくなりむし歯や歯周病が起こりやすくなります。よく噛むと唾液の分泌が促され唾液の自浄作用により口腔内の環境が改善しむし歯や歯周病の予防につながります。


【が】ガンの予防

よく噛むことで分泌が促進される唾液。この唾液の中に発ガン物質の作用を消す酵素が含まれています。唾液って、すごいですね!

【い】胃腸の働きを促進

よく噛むと唾液だけでなく消化酵素もたくさん分泌されます。それによって消化を助け胃腸の負担の軽減にもなります。

【ぜ】全身の体力向上と全力投球

運動をすると筋肉が鍛えられ体力がつき活発に活動ができるようになりますよね。それと同様によく噛むことでお口や顎の筋肉が鍛えられ、消化もよくなり栄養の吸収も促進され全身の力が湧いてきます。噛むことでしっかりと力を出すことができ全力投球できるようになります。


噛むってすごい!

よく噛むって、こんなに体によい効果があるんですね!

よく噛むことにより、お口や顎の筋肉が鍛えられ脳への血流も促進されます。そして唾液の分泌が活発になり唾液の持つパワーで口腔の環境が整えられます。

前回もお伝えしたように、お口は栄養を取り入れる入口、つまり「いのちの入口」なのです。お口の環境を整えることでむし歯や歯周病を予防できるだけでなく、それが全身の健康促進にもつながるんです。

卑弥呼の時代は1回の食事で4000回以上噛んでいたと言われています。現代は柔らかい食べ物が好まれるようになりまた忙しくてゆっくり食事の時間が取れなかったり。1回の食事での咀嚼回数は約600回と言われています。卑弥呼の時代の1/6程度なんですね。


なかなか噛む回数なんて意識することは少ないかもしれませんが、ぜひこの機会に、ちょっと意識してみてください。意外と噛んでいないことに気がつくでしょう。

こんなにたくさんのよい効果があることがわかると、噛まずにはいられなくなったでしょ?笑😆


わたしたちは「いのち」を維持するために、「いのち」をいただいています。そのひとつひとつの「いのち」に感謝する気持ちを忘れずにいたいですね。

「いただきます」

「ごちそうさま」

素敵な言葉ですよね。

日本語の「言霊」って素晴らしいですね❤️


最後まで読んでくださりありがとうございます。

では、またね〜

*次回は「唾液」についてお話します。

Thank you for visiting!   

yumiko








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