カメラマン直伝「写真が変わる」3つのポイント
カメラのレッスンに通ったことがある。先生は、雑誌のカメラマンを経て、独立した人だ。先生にかかれば、コンビニのスイーツだって高級ホテルのデザートに見える。
先生は、構図やカメラの設定などよりも、「意識するだけで、写真は変わる」ということを教えてくれた。
私の脳みそに残っている3つのポイントを紹介する。
1.被写体に光と影を作り、メリハリを出す
被写体にメリハリをつけると、奥行きが出て存在感がアップ。
2."正しさ"よりも、雰囲気を大切にすること
左がAUTOモードで撮ったもの。右はシーン機能で撮ったもの。バランスよく補正されて”正しい”のはAUTOモードの左の方だけど、右の方が「美味しそう」に見える。被写体は食べ物なので、「美味しそう」な雰囲気が出ている方が良い。
3.被写体の"ウリ"は、どこなのか考えること
■クレープケーキが美味しそうに見えるのは、どっち?
Aなら、焼き色を意識する
Bなら、クリームたっぷり感が醸せる位置を探す
■モンブランが食べたくなるのは、どっち?
Aなら、カスタードの色が映えるように
Bなら、"とぐろ"(巻き方)が際立つ位置を探す
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3つのポイントをまとめると、「被写体の魅力が一番発揮されるには、どうしたら良いか?」を、意識しろということだと思う。
えっ、被写体の魅力・・・。
カメラの操作は説明書を見れば良い。性能が良いカメラはお金を出せば良い。しかし魅力となると、本質を探り、さまざまな角度から考えてみる事が必要になる。努力なくして難しいことだ。
無理だな、めげちゃうな、と思う私に、先生は励ましてくれた。
「難しいことは覚えなくて良い、撮ることを楽しもう!」
そして、撮る写真、撮る写真、全てを褒めてくれた。
カメラって楽しいな、と思えたのは、先生のお陰かもしれない。