古典の知恵～天人地の三才調和の心構え #454-038　

古典の知恵～天人地の三才調和の心構えということで
今回は情報提供をさせていただければと思います。

天人地、聞いたことがある方もいらっしゃれば、
そうじゃない方もいらっしゃるかと思いますが、
今回はそうした視点から情報提供を
させていただければと思います。

天人地の三才調和ですけれども、
簡単に申し上げますと
天人地とは世の中を構成をする
三つの要素というふうに
捉えていただけるとよろしいかと思います。

これらの三つが調和をすることで
すべてがうまくいくと考えられております。
この天人地の別名が三才、
あるいは地名にもありますけれども
三の宮とも言います。

中国思想の考え方では対極すなわち一つがあって
それが天と地に分かれた
その間に人がいるので
人は天地の影響を受けるというふうに考えております。

ビジネスで天とは世の中の動きを表すのではないでしょうか。
すなわちなかなか目に見えません。
一方、地は制約条件、業界知識やスキルなど
その間に人、人間関係といっても良いかもしれません
があるわけです。

すなわち人は
天と地という自然の原則に沿って業をなすことが
できるかが着眼点になってこようかと思います。

孟子の言葉で、「天の時は地の利に如かず、
地の利は人の和に如かず」という言葉があります。
好機すなわちタイミングは
土地など制約条件についてよく知っているには及ばない。

土地など制約条件について知っていることは
人の和、人間関係協力には及ばないという言葉です。
すなわち、私たちにとっては組織づくり
そしてチームワークが大切だという言葉です。

これも天人地の三才、
調和を意識した言葉と言ってよろしいでしょうか。

最後にまとめになりますけれども
人の和を生み出せるかどうかは
リーダー的役割を果たす私達マネジャーにかかっています。
私たちがリーダーとして率先垂範と創意工夫を行い続けられるか
こうしたところ日々自問自答していきましょう。

以上、古典の知恵～天人地の三才調和の心構えということで
情報提供をさせていただきました。ｓ