チームが成長するために知りたい知識(タックマンモデル)
最近NFTに触れてみました。
なんだか敷居が高い気がして手が出せずにいたのですが、購入してみるととてもハッピーです。
ミスって購入資金が飛んでいかないか心配でしたが笑
さて、今回はチームの成長の過程のモデルのタックマンモデルを紹介します。
すでに過去の記事内でも説明しており、有名なモデルであるため知っている方もいるかもしれませんが、改めて。
タックマンモデルはチームの成長の過程を4段階(その後の解散まで含めると5段階)に分類しています。
①フォーミング 形成期
②ストーミング 混乱期
③ノーミング 統一期
④パフォーミング 機能期
端的に言うと
①集合してパフォーマンスは一時的に上昇する
②メンバー間の意見の衝突によりパフォーマンスが落ちる
③すり合わせができて前に進み始める
④呼吸があってきてパフォーマンスが一気に向上する
の4段階を経ていくということになります。
その後プロジェクトの終了をもってチームが解散してそれぞれ新たなチーム形成に移る
という形になります。
ここでポイントとなるのは、
②ストーミングで一時的にパフォーマンスが落ちるということです。
しかもメンバー間の衝突の時期なのでとてもストレスがかかります。
悪くするとチームが空中分解ということにもなりかねません。
ただここを通らないとチームとしての成熟は望めません。
では、どう乗り越えるのか?
それは
・意見の健全な衝突
・ストーミングの時期には衝突を止めすぎない
・ルール作り
・期限を決めておく
がポイントになります。
では一つずつ行きます。
・意見の健全な衝突
「健全な」というのは、あくまで目標を達成するための衝突であるということです。
つまり、メンバー同士が意見をぶつけて、議論して、なあなあにすることなく目標に向かって進むということです。
ここをちゃんとやらないと突破できない壁があるのは何となくイメージできると思います。
•ストーミングの時期に衝突を止めすぎない
ここは先ほどの衝突が不十分な場合ですね。
そうするとメンバー個々が何となく納得がいってないまま進んでしまい、どこかで話が振り出しに戻るとか、ずーっと何となくうまく行ってないよね、という状態が続いてしまいます。
それで、この衝突を起こすタイプの人と丸めてしまうタイプの人がいます。
丸めるタイプの人がリーダーとか取りまとめ役だったりする場合に出ていき過ぎると衝突が十分に行われなくなります。
このタイプに当てはまる人も安心してください。意見の衝突がしっかりできたら出番です。メンバーが納得できる方向に意見を丸めて成形していくときにこの丸めるタイプの人はちゃんと活躍します。
•ルール作り
先ほどの「健全な」衝突のためにルールを決めます。
健全な衝突のためには個人の安全が確保されている必要があります。
個人の安全とは
•自分の人格や性格を否定されない
•職業上の地位や経済的な状況が脅かされない
•議論がその後の人間関係にネガティブな影響を与えない
などあります。なので、議論の場を設定してそこで話を完結させることや議論の際に個人の人格や性格を否定しない、課題解決のための意見を述べることなどをルール化することも大切です。
・期限を決めておく
これはマネジメントする側として大事で、当然パフォーマンスが下がった状態が続けば取り戻すのが大変なところまで悪影響が進行してしまいます。また、ストーミングはメンバーに大きなストレスがかかるため疲弊していきます。
そのため期限を決めて、どこまでストーミングの段階として許容できるかを決めておく必要もあります。
ストーミングは大事なのですが、ここをしっかり乗り越えていくかどうか大きな分岐点になるポイントです。
自分自身、調停者のタイプ(丸めていくタイプ)なのでストーミングの時に一歩引くようにするのがなかなか大変。
こういったことも日々勉強ですね。