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AIの進化が止まらない❷: シンギュラリティは近い「会話で認知症判定」「顔認証決済」

一昨日、AIの進化について投稿しました(↓参照)。

本日の投稿では、新たに日経新聞の記事からAI活用事例を2つ紹介します。

毎日のようにAIに関する記事が掲載されており、AIの進化が止まらないことを実感しています。


1.会話から認知症判定、AIで精度9割 慶応大とフロンテオ【日本経済新聞2022.8.15電子版】

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本記事は、慶応大学とフロンテオが、会話から認知症の可能性を判断するAIを開発したという内容です。

健康な人と認知症の人の会話を書き起こし、単語などの要素に分けた後、長さと向きを持った情報(ベクトル)に置き換えて機械学習を実施したそうです。

このAIは、9割の精度で認知症かどうか判別できたとのことです。

【コメント】

このような認知症を判定できるAIが開発できるということは、医者の診断の大部分に関してAIを活用できるのではないかと期待が持てます。

例えば、通常、風邪気味で医者に行くと、最初は体温と問診で、どういう病気か当たりを付け、喉を見たり、聴診器で肺の音を聞いたりしています。

また、どこか体の一部が痛い場合は、触診や場合によっては、レントゲンを撮って病名の判断材料に使用しています。

医者の診断については、詳しくありませんが、これらの医者の診断のうち、大部分をAIが取って代れるのではないかと感じました。

言葉で認知症を判定できるなら、言葉を使う職業、例えば、弁護士なんかも優秀かどうかをAIで判定することはできないだろうか。

さらには、政治家についても、その良し悪しをAIが判断することはできないだろうか。

最近の政治家の答弁を聞いているとそんなことをふと考えてしまいます。

そう考えてみると、医者、弁護士、政治家そのものがAIに取って代る日もそう遠くないようにも思えます。

次々AIに頭脳を使った仕事が奪われてくると、人間に残された職業はどんな職業でしょうか。

芸術家? スポーツ選手? ミュージシャン?。。。それとも

AIが人類の知能を上回る「技術的特異点」、いわゆるシンギュラリティが2045年にやって来ると言われていますが、ポストシンギュラリティの世界がどんな世界になるのか、非常に興味深いです。


2.NEC、学校売店で顔認証決済 事業化第1弾【日本経済新聞2022.8.21朝刊、8.20電子版】

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本記事は、NECが顔認証決済ができるサービスを、まずは全寮制の学校を皮切りに本格的に事業展開するというものです。

現金、クレジットカード、スマートフォンを使わずに、顔を認識することで、売店などで決済できるようにするそうである。

これは、現金やカードの紛失や盗難のリスクを軽減すること、売店の人で不足を解消することに役立つとのことである。

【コメント】

顔認証技術は、まさしくAI技術の一つです

この技術は、利便性が高く、非常に素晴らしい技術だと思います。

一方では、常日頃から個人を監視することに繋がる技術であるという点で、非常に危険な技術でもあると思いました。

これにスマートフォンの位置情報履歴を合わせると、個人の行動を、詳細に監視できてしまいます。

この情報に例えば、マイナンバーや電子決済、カード決済の情報、位置情報が全てリンクすると、個人のことが完全に筒抜けになってしまいそうです。

それら全ての情報をリンクさせることは、技術的には、簡単のように思います。

そうなると、今後は、個人情報をどこまで管理するかということが非常に大きな問題になって来るのではないでしょうか。


今日は、「AIの進化が止まらない❷」ということで、新たに2つの活用例を紹介しました。

技術が日々進化していることが、日経新聞の記事だけでも伝わって来ます。

今後、AIが他の技術(IoT、ドローン、ロボット等)とも連動し、新たな発想のもとに開発されていくことは、非常に楽しみである反面、ひとつ間違えると、管理社会になってしまう恐ろしさがあると感じました。

今後も引き続き、新しい技術について、投稿して行きたいと思います。


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