サステナビリティ・コンサルタントとして日経新聞記事(2024年10月第5週分/11月1週分)にコメントしてみた【その6】
いま話題のサステナビリティ記事、日経新聞の会員限定内容をサクッとまとめてみました!
今週も身近な「持続可能な未来」を目指す企業の最新取り組みをご紹介。
ゴミのポイ捨て防止にAIを活用したユニークな取り組みから、廃油を使ったエコなペットボトル、森林の炭素量把握、さらには自動運転の農業機械まで…!一見難しそうに思えるテーマもありますが、普段の生活ともつながるお話です。読み終わるころには、私たちの毎日にどんな可能性が広がっているのか、少しワクワクするかもしれませんよ!
1.【41】2024年10月28日(月)日経新聞 夕刊【環境包材】:
路上のポイ捨てAIが検知 新たなプラごみ対策が始動
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO84403800Y4A021C2EAC000/
(要約)
AIを活用したごみ検知と回収の試みが全国で始動している。ピリカ社(東京)のアプリで自動車走行中に道路周辺を撮影し、AIがごみの種類や量を解析する。これにより、地域美化とプラスチックごみの海洋流出防止を目指す。山口県のデジタル実装推進事業に採択され、来年度から一般市民も参加を予定している。
(コメント)
AI技術を活用したごみ検知は、環境保全に大きな可能性を秘めている。企業や市民の協力を得て、データ収集と回収活動を拡大することで、より効果的なごみ対策が期待される。今後は、他地域への展開や国際的な連携も視野に入れ、持続可能な環境保全活動を推進していくべきである。
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2.【42】2024年10月29日(火)日経新聞 朝刊【バイオマス由来ペットボトル】:
〈ビジネスTODAY〉廃食油でボトル 量産へ連携 サントリー、三井化・岩谷産業と業種越え環境負荷軽減
(要約)
サントリーHDは、三井化学や岩谷産業と連携し、バイオマス由来のペットボトルを11月から生産開始する。廃食油を使用し、70%が生物資源由来である。環境負荷を軽減しつつ、緑茶「伊右衛門焙じ茶」の容器に使用する。コストと原料調達が今後の課題である。
(コメント)
バイオマス由来のペットボトルは、企業のイメージ向上と環境保全を同時に達成するCSV経営の好例です。廃食油の再利用により、持続可能な資源循環を促進する。ただし、コスト削減と安定した原料調達が今後の課題である。企業は、技術革新とサプライチェーンの強化を図り、持続可能な取り組みを展開する必要がある。
#サントリーHD 、#バイオマス #ペットンボトル #三井化学 #岩谷産業 #廃食油 #生物資源由来
3.【43】2024年10月29日(火)日経新聞 朝刊【温暖化対策】:
〈サイエンス・フロンティア〉
森林炭素量を精密把握 10メートル四方ごとの地図 北大、温暖化対策に貢献
(要約)
北海道大学が、AIを活用して森林の炭素蓄積量を10メートル四方毎に把握できる全国地図を作成した。航空機と人工衛星の観測データを基に、高精度で炭素蓄積量を推定している。企業の環境活動や炭素クレジット取引に役立つ。今後、長期間のデータ評価と将来推計も予定している。
(コメント)
企業はこの高精度地図を活用し、自社の炭素排出を正確に算出し、カーボンクレジット取引を促進できる。また、植林活動の効果を具体的に評価し、環境保全戦略を強化することが可能である。データに基づいた持続可能な経営を実現し、環境に貢献する新たなステップを踏み出すための有力なツールとなる。
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4.【44】2024年11月1日(金)日経新聞 朝刊【自動運転】:
クボタ、農機の自動運転で収穫量増 位置の誤差3センチに
(要約)
クボタは、農業機械の自動運転技術を活用し、収穫量向上と作業効率化を目指している。GPS信号の誤差を抑えるRTK(リアルタイム・キネマティック)基地局を日本全国に設置し、位置精度を3cmにまで向上する。これにより、農機の動作が正確に行われ、収量増加と省人化の効果が期待される。年内に90基の基地局を整備し、農業のデジタル化と生産効率の向上に貢献する。
(コメント)
クボタのこの取り組みは、環境保全と農業の効率化の両面から意義深い。高精度の自動運転で農地の最適利用を図り、収穫量増加や省力化に繋がることで、持続可能な農業をサポートしている。今後はさらに、排出削減や土壌保全技術と組み合わせた包括的な環境保全型農業の推進が期待される。
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サステナビリティの未来を築くには、企業と私たち一人ひとりの意識が大事。こうしたニュースから得られるアイデアが、私たちの日常にも取り入れられると良いですよね。さあ、今日の行動から小さな一歩を踏み出してみませんか?
以 上