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晴れた日は東京・日比谷公園を散歩。

日比谷公園は大都会都心の公園の美しさ、楽しさを兼ね備えた場所です

公園周辺は官庁街であり、近くにあるオフィスで働く人たち、そして図書館を利用する学生や社会人、公園で散策を楽しむ近隣の人達が散策します。
コートでテニスを楽しむ家族連れも多い。平日はここで煙草を吸う人もいます。ここで何かイベントがある時以外のんびりした場所なのです。

園内の施設としては、および日比谷公会堂、大小の野外音楽堂、日比谷図書文化館、テニスコート、歴史のあるレストランの松本楼など。
公園の中で、地方物産、文化・音楽、園芸、スポーツなどのイベントや展示も多く開かれます。

園内に展示されているものは多様。
フィリピンの独立運動家ホセ・リサール像、ルーパ・ロマーナ(ローマの建国神話でロームルスとレムスを育てたとされるローマの狼)、ルーン石碑に模した「古代スカンジナビア碑」、南極の石、はにわなど各種の記念碑・寄贈物が園内各所に設置されています。
園内に生える多くの樹木と大小の花壇が、四季折々の花と緑で訪れる人々の目を楽しませています。
都会のオアシスとして何かあまり堅いことを言わずに色々なものを取り混ぜた場所です。

公園内の施設

野外音楽堂
この公園には野外音楽堂があり、ロックやポップスを中心に毎週のようにコンサートが開かれます。人出も多く何となくわくわく。屋内のコンサートホールではないから雨も降るが、降雨時の傘の使用は禁止であり、雨合羽はここのイベントでは必需品です。席はベンチ型で固い。しかしこれが良いのです。すこし元気になれるかもしれない。但しもちろん禁煙です。飲食は可能で、酒類も販売されます。
(老朽化による建て替えのため2024年10月から使用休止になる)

レストラン
この公園に1903年から続く松本楼という有名な洋風レストランがあります。東京の中心で120年以上開業している店なので、歴史とともに存在してきました。1923年には東京を襲った関東大震災で一回目の焼失、1971年には過激派学生運動のデモで使用された火炎瓶で二度目の焼失を被りました。
日本を訪れた日本に名を残す著名人や多くの文学者などがこのレストランを贔屓にして訪れてています。
こんな公園の一角に昔からの素敵なレストランがあるなんてこれこそ、都会のオアシスです。

図書館
この公園の一角に日比谷図書文化館があります。かつては東京市立日比谷図書館、後には東京都立日比谷図書館として、東京市・東京都の図書館活動の中心を担っていました。日比谷公園の豊かな緑の中にある三角形のユニークな建物。これも百余年の歴史を誇る施設です。

(ある午後公園を歩いた時のごく個人的でささやかな体験)
私は、最近居所が極端になくなった煙草を愛する者ではない。でもたばこの煙の臭い自体はそんなに嫌いではない。
この公園を眠たい午後のある時間、散策すると煙草を吸う人がいる場所を通ることがある。その時、一瞬ではあるがスモーキーだがほのかに甘い香りを感じることがある。私は、あのなんとも懐かしい感じを思い出す。そうそう。昔は大人になると、特に男性は煙草をすっていた。お酒と並んで、かっこをつける大人の小道具としての煙草であった。ともかく健康的な世の中になったことは間違いない。

(この文は日本の事物紹介web Picture Book of Japanに英語で掲載した内容を加筆訂正したものです。picturejapan.com


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