校長先生との戦い方、知ってますか?
ぼくは「#定時退勤がちサロン」というオンラインサロンを運営しており、全国の先生方の働き方改革を推進しています。その中には、個人ではなく学校全体での改革を進める必要があるものもあるので、校長先生(管理職)との交渉が必要なものもあります。ここで、多くの先生方は抵抗を示すでしょう。しかし、校長先生と話をするときの“戦い方”というものがあります。ご存じですか?
それを理解するには、まず教育関連の各種法規を読む必要があります。「学校教育法」や「教育基本法」等のことです。すべて読む必要はないので、ざっくりと、目次を見て興味の引くところだけでも見てみてください。そして「これは自分(教諭)に関係あるかな?」という視点で見るのです。すると、ほとんどすべてのことは、一教諭には関係ないことだと分かります。つまり、校長先生に何か自分の不利益になるようなことを言われたと思ったら、「それは、どのような法的根拠でおっしゃっているのですか?」とニコニコしながら聞けばいいのです。もし明らかに根拠のないものだと判断できるのであれば「それは職務命令ですか?であれば、文書としてください」と言えば、99%何も言えなくなります。
(法を理解していない下位1%の校長先生は、職務命令を出してくる可能性があります。が、その際は文書を持って教育委員会に連絡すればいいのです。)
ちなみに、このような交渉事で勝率100%なのが『部活動顧問を断ること』です。詳細はハナメガネ先生のnote『印刷して提出するだけ!!100%顧問を拒否できる要望書』(https://note.com/isshi_isshi/n/n9a96d299b8e4)に詳しいです。
校長先生に、こうしたことを積極的に言うことを推奨しているわけではありません。基本は、交渉事があったときには「〇〇のように思っているんですけど、どうですかね?」と相談するのがいいでしょう。しかし、その場合においても、あなたが法を理解して、校長先生の権限についても把握していることは重要です。すると、思わぬ事態に直面してもしたたかに対応ができるでしょう。また、そうしたことをあなたが理解していると校長先生が知っていれば、向こうも安易に拒否するようなことはなくなるでしょう。
#ちなみに
定時退勤がちサロンでは、上記のように組織(システム)に対する働き方改革を進め、交渉事に関する資料も用意しています。「印刷して渡すだけでOK」のような形で、各種の働き方改革に関する資料も随時用意していますので、もしご興味あれば、運営のみっきー先生(Xアカウント)までご連絡ください( `―´)ノ