これが愛猫のエンジェルタイムだったのかな
21時58分。
今日で愛猫ネオが旅立ってから三週間。早いのか、なんなのか。ぽっかり穴が空いている感じです。
ネオが、闘病生活から介護生活になった数ヶ月のことを振り返っていると、あ、この時がエンジェルタイムだったのかなと思ったので、今日はそのことを書きたいと思います。
愛猫との最期の大切な時間『エンジェルタイム』とは
病気で寝たきりだった猫が、突然元気になることがあります。このまま元気に過ごせるのではないかと期待してしまいますが、実際にはお別れの兆しであることが多いです。
元気になって嬉しいような、実は寂しいような、なんとも心が苦しくなる話です。
ペット情報系のサイトだったり、実際に体験されたご家族の話だったりで、エンジェルタイムのことを知っていたので、ネオが不調のなか、急に元気になるのはイヤだなと思いつつ、やっぱり元気になれば嬉しいから、このまま元気になるのではないかと期待してしまいました。
顔をスリスリ、ほんの一瞬毛づくろい
2021年11月22日
猫なら普通にやる行動だけれど、何かしらの角（かど）にスリスリする仕草と毛づくろいを久しぶりに見て喜びました。
ベッドに乗る
2021年11月23日
日々、できなくなってゆくこと。
再び、できるようになること。
また、できなくなること。
毎日いろいろあるけれど、この、とてつもなく愛おしい時間を、1ミリも無駄にすることなく、ただただ大切に過ごそう。
私はこの時、インスタにこのようなコメントを残しました。
大切に過ごしてきたつもりだけど、もっともっと大切にすればよかった。もっともっとハグすればよかったな。
ゴハンの催促
2021年11月25日
この日は比較的調子がよく、私の腿に前脚を乗せてゴハンの催促をして、とてもビックリしました。そんなに量は食べなかったけれど、食べたい気持ちが嬉しかったです。食いしん坊のネオ。昔はこんなこと当たり前のようにあったのにな。目をつむると、その時のネオの顔が思い浮かびます。この日が最後のゴハンの催促になりました。
キャットタワーの登り降り
2021年11月27日
1ヶ月ちょっと見向きもしなかったキャットタワー。私がトイレから戻ると、ネオがキャットタワーの上にいるからビックリしました。どうやって乗ったの？って。まさか窓から人が勝手に入ってきて、ネオを持ち上げて乗せたのでは？とキョロキョロ見回したほどです。
ジャンプができた
2021年11月30日
食欲がなくなりエネルギー不足になっていたネオは、ジャンプができなくなっていたのに、左のひげ袋の皮膚がとれた日に、またジャンプができた時は飛び上がるほど嬉しかったです。
担当医が「皮膚がとれてしまったほうがラクになるだろう」と言っていた通りになり、犬歯こそ丸見えで見た目は変わってしまったけれど、パックリとその部分だけ綺麗にとれてくれたので、ホッとしました。もちろん化膿しないように注意していて、最後まで綺麗な状態を保つことができました。
完璧なペロペロ
2021年12月4日
ここまでベロを出してペロペロを見たのも久しぶりでした。壊死していた皮膚がとれてよほど口の中がスッキリしたのでしょう。悪いこともあれば良いこともありますね。
私に向かってまっすぐ歩いてきた
2021年12月8日
これはかなり嬉しくて、ヨロヨロしていた歩行が戻りつつあって、私に近づいてくれたあと、おもいっきりハグしました。
元気になるだろうと確信してしまった日
2021年12月9日
この日は車で通院の日でした。数値的には悪いけれど、そのわりに調子が良く見えて、また3ヶ月後に定期検診に行けるだろうと思いましたが、結局行くことはできなくなりました。
毎冬やっている遊びもできた
2021年12月14日
不安定な日もありながらも、毎冬、コタツの掛け布団で遊んでいるこの遊びができて、幸せな気分になりました。
更にこの日の夜は、少しの時間ではあるけれど、久しぶりに腕枕で寝てくれたりして、絶好調とまではいかなくても、このまま順調に回復すると思い期待しかありませんでした。
口内炎を発症
2021年12月15日
ひげ袋の皮膚がとれてお口の中がスッキリしていたのですが、この日あたりからお口の中から出血が見られ、腎臓病の影響による口内炎を発症してしまい、この日以降、お口の中との闘いが始まりました。
介護ベッドの生活再び
2021年12月17日
頭がいいというか何というか、体調が上向きだったからしばらく介護ベッドを使用していなかったのに、この日にまた自ら介護ベッドに行くようになりました。口内炎を発症してから食欲がさらになくなり、急降下で不調になっていきました。見ていてこっちが目を覆いたくなるほど、口内炎が辛そうでした。
猫としてできなくなってしまった行動が、11月22日あたりからなんとなく復活して、口内炎になる前の12月14日くらいまでがエンジェルタイムだったと思っています。
この期間、すごくすごく夢を見させてもらったし希望ももらったし。でも、よくよく考えてみると、元気な頃と比べたらはるかに食事量が落ちているわけで、薬も飲むのをやめていたので、元に戻ることなんて最初から無理な話ですよね。
だからこそ、そのほんの少しの期間だけでも、復活することが奇跡だし、それは、家族に対しての想いや、生きたいという気持ち、猫生として最期の踏ん張りだったりするのかなと思いました。
それでは最後に、今日、インスタのリールに投稿した動画をここにシェアします。
ちょうど2ヶ月前の日曜日の午前中。掃除の途中でひと休みしていたところ、キャットタワーにいるネオと目が合って、すぐにネオが近寄ってきました。ネオが自ら私に近づいてきてお腹に乗ったのは、この日が最後だといえます。旅立つ3日ほど前から急に甘えるまで、おあずけになりました。
エンジェルタイムの中でも最高に幸せな出来事でした。
最後まで読んでくださり、目に留めてくださり、ありがとうございました。
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