「自分らしく」と「自分への甘やかし」の違いがいまいち掴めない
フリーランスとしてたくさんの企業とお仕事をさせていただくようになり、自分にとって居心地の良い環境とはどんなものなのか、なんとなくわかってきた気がする。
居心地の良い環境とは、言い換えれば「自分が自分らしく、ストレスなく働ける環境」のこと。
この頃はSNSでも「置かれた場所で無理に咲こうとしなくてもいい」「辛かったら逃げていい」「自分がいきいき働ける場所をみつけよう」なんていう意見をよく見かけるようになった。
これについては私も賛成で、自分を押し殺してまで無理にその場にとどまる必要はないと思っている。
特にフリーランスなんてものは組織に縛られずに働くことを生業にしている人たちなので、自分がやりたいところでやりたいことをやれるというのがメリットの1つだ。
その一方で、自分が自分らしくいられる場所をひたすら追い求めているだけではあかんよな、と思うことが増えた。
なんというか、存在しない理想郷を永遠に探しているような、そんなイメージ。たどり着く前におばあちゃんになって死んでしまう懸念すらある。
仕事とは良いことばかりではなくて、時には歯を食いしばって頑張らなければならないこともあると思う。
人から厳しいことを言われたり、自分の思い通りにならなくて悔し涙を流したり。
そういう「平和に生きてたのになんで私の心をざわつかせるんだよ~!!」みたいな、いつもの日常のなかでたまに発生するキリキリした痛みを乗り越えることが、自分の人間性に深みを与えるのかなとか。
もし「自分らしくいること=自分にストレスがない状態」なのだとしたら。
それを追い求め続けた結果、私は私を甘やかしすぎてヒワヒワにふやけてしまうのではないか、なんて思ったりしている。
私はふやけたくはない。
でも、自分らしくストレスのない環境で生きていたい。
なんか、ここの見極めというかどこでどう踏ん張るのが最適なのかなんて、本当によくわからんなぁと思うこの頃でした。