【アーティストカウンセリング】いま、ここを楽しめるようになった話
心に寄り添うピアニスト、山口美智代です♪
今日は自分の音楽活動も含めた話をしていきます。
アーティスト活動を始めたばかりの頃は、やりたいこともたくさんあったし、一つ一つのライブを心から楽しめていたように思います。
もちろん今よりも技術も知識も少ないので演奏に粗が多いし、MCも今よりも下手でした。
けど、純粋にいま、その瞬間を楽しめていたように思います。
経験を重ねる毎に、それなりに難しい曲にも挑戦できるようにもなったし、お客さんも増えて行きましたが、その分、考えなくてはいけないことも多く、「このあとなんの曲だっけ?」とか、「MC何話そうかな。」とか、それよりももっと先のこと先のことを考えすぎて、いま、ここに集中できなくなってしまいました。
さらに、先のことを考えるたびに過去の失敗やモヤモヤがフラッシュバックしたりして、余計にいま、現在のことを見失ってしまいました。
そして、ライブが終わった後の達成感を数を重ねるたびに感じられなくなってきてしまいました。
いま、ここに集中できず、未来や過去にとらわれてしまうのは自己肯定感ももちろんだし、HSPの気質的にそうなりやすいのだそうです。
それを知ってから、演奏をするときに、気を付けることの目標を立ててみました。
①その曲を作った時のこと、曲のイメージを想像しながら演奏する。
②自分の音と、メンバーの音をしっかり聞く。
③間違えないように、ではなく、届けるんだ、という気持ちを持つ。
④いま、この瞬間は二度と来ない貴重なものだから、思いっきり楽しむ。
それを意識するようになってから、すごく気持ちが楽になり、終わった後の達成感を再び感じられるようになりました。
当たり前のことなんだけど、経験値が増えるたびに見失ってしまっていたことでした。
これは自分の演奏活動だけでなく、たとえば誰かと過ごす時間や、どこかに出かけた時も同じで、先やあとのことを考えすぎると、楽しめなくなってしまいます。
同じ時は二度とやって来ません。
その瞬間を大切に、いま、ここを生きていきましょう♪