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Claudio Prieto先生

6月のコンサートのチラシがちょっと遅れてまして、イライラしますが。
日々の練習と共にコンサートに向けてメモを書いていきます。

2023年 6月23日(金)  18:30 開場 19:00開演
会場:Tokyo Concerts Lab. 東京コンサーツ・ラボ 東京都新宿区西早稲田2-3-18 (Tel: 03-3200-9755)
本間みち代「現代スペインチェンバロ音楽」

プログラム
Joaquin Rodrigo “Prelude et Ritornello” (1980)
Carlos Cruz de Castro “Recordando el Pasado” (1986)
Francisco Otero “Galvez-Galvanismes” (1982)
Claudio Prieto “Sonata 2” (1982)
Gabriel Fernandez Alvez “Cantoral” (1993-94)
Enrique X.Macias “Foglio Ⅰ”(1981-82)
Juan Eiras "Gyotaku" (2023) 世界初演 新作


Claudio Prieto “Sonata 2” (1982)


ヘノベバ・ガルベス先生に献呈されています。この曲はモダンチェンバロのレジスターの指示が書き込まれています。
すなわち、音の強さや種類をPやfではなく、+4や+16で表わしています。
モダンチェンバロは音を組み合わせて表情を作りますが、それをこのような記譜で書きます。(+はペダルを追加することです)
私はモダンチェンバロを常日頃弾いていますが、時として今回のコンサートのようにヒストリカルで演奏する場合、モダンチェンバロ用に書かれたレジスターを解釈し直します。この作業は作品の解釈に深く関係し、作曲家が望む音を現さなければなりません。
私は可能な限り作曲家本人に曲の解説をお願いしてきました。
その貴重な資料はかなりの量になります。
今回、もう一度見返し、正確な資料としてまとめていきます。



それにしても28年前にいただいたお手紙。生き生きとその時のことを思い出します。
そう、まだお手紙の時代です。その前はタイプライター。手書きのお手紙もたくさん頂きました。
その後、メールになりました。何かこんなに温かい気持ちになるのはお手紙だからですね。お手紙の頃は往くのも着くのも1週間くらいはかかりましたから、投函してしまえばホッとして、まるで試験の提出のようでした。

などとほのぼのしている場合ではありません。
もう少しでチラシが出来るので、よろしくお願いいたします。

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