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#30 ニコラ・シレ Nicolas Siret (1663-1754)Prelude Prelude Allmande Courante Primier Rigaudon(1719)

9月17日のノンムジュレの会で弾いたシレの曲です。
シレには1709年と1719年に出版されたクラヴサン曲集があります。プレリュードは1719年にはいっている2つの組曲はいずれもプレリュードから始まっています。が最初のGdurの組曲だけノンムジュレで書かれています。最初に弾いているのは2つ目の組曲でこちらはノンムジュレではありませんが、弾きました。2曲目以降がGdurの組曲からの曲です。
1663年トロワで生まれ。そこで彼は聖ジャン教会と聖ペテロと聖パウロの大聖堂でオルガニストとして働きました。祖父と父もトロワのオルガニストでした。

シレはフランソワ・クープランの友人であり崇拝者であり、1709年頃に出版された彼の最初のチェンバロ曲集はクープランに捧げられています。
演奏はPieces de Clavecin Livre 2 (1719)で2つの組曲と小品集から成る。全49曲。
聖ジャン教会と聖ペテロと聖パウロの大聖堂とシレが尊敬するフランソワ・クープランの写真も載せました。
モダンチェンバロで弾くとき、その特性を生かしたくなっていろいろ音の組み合わせをします。ヒストリカルチェンバロではまた違った味わいがあります。それはまた今度。
ノンムジュレを探して作曲家を調べてきましたが、それぞれほんとに素晴らしい。
ノンムジュレはチェンバロの魅力を表わす優れた語法ですね。
ついでにモダンチェンバロの魅力も伝わるといいなぁーと願っています。

 因みにPieces de clavecin Livre 1 (1707~11)は2組曲、16曲 収録。フランソワ・クープランに献呈されている。リュリによって確立されたというFrench overture,(フランス風序曲)に始まる組曲集です。


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