世界一美しい酎ハイ、再び@日の丸酒場(八広)
、と感動した日の丸酒場。しかしということもあり、頭はぼんやりしていた。もちろん美味しかった!というインパクトは十分あったのだが、岩金から酎ハイ街道を歩いて再訪した。
八広駅徒歩1分。完璧なロケーション。
「世界一美しい酎ハイ」
表面張力が落ち着いた立ち姿もまた美しい。斬鉄剣で斬ったような潔さ。薄口のグラスは口当たりが抜群で、さらに美味しさが増す。割材は、ニューガナーという噂があるそうだが真偽は謎。
「煮こごり」
大ヒット!! 煮こごりがこんなに美味いとは。こんな美味しいツマミは久しぶりだ。酒呑みに産んでくれた両親に感謝したい。ちなみに父親は一滴も呑めない。母親も一杯程度。
「肉どうふ」
同じ部屋でずっと暮らしてきたんだろうな、この肉と豆腐は。風呂も一緒。布団も一緒。互いに互いの味が染み込んでいる。こんな夫婦になりたい。
「とんかつ」
あまり揚げ物は得意ではないが、これは美味しかった。トロの刺身も食べたが、築地でバイトしていた身としては、美味しいが衝撃まではない。日の丸は揚げ物の方が相対的に美味しい!と思う。
「たらこ ちょい焼き」
前回食べたたらこ。「焼き方どうします?」と聞いてくれるのがいかに贅沢かを思い知った。
「ポテトチーズ焼き」
前回写真を載せられなかったこちら。通称「ポチ」。親の仇のように縁まで舐め倒した。
最強レベルの酒場としては、赤羽のまるます家が忘れられない。ジャン酎はいくらでも呑めるし、うなぎや刺身は言うに及ばず、冷やしタヌキ豆腐はなかなか他では味わえない美味しさだ。ただ最強ゆえこのところ行列に辟易して足が遠のいている。
そこへ飛び込んできたのが、先日行った新小岩の中村屋。個性という意味では、まるます家を凌駕する。まだまだ掘っていきたい店だ。
と思っていたら、あらためて日の丸酒場のバランスの良さ、安定感にグッときている。酒と飯はもはや文句のつけようがない。中村屋と比べると、ホームラン王の山川とMr.トリプルスリーの山田くらいタイプは違うが、どちらも絶対にほしい選手(酒場)であることは間違いない。
この調子でわんぱくな店を回っていたら、ドラゴンボールみたいにどんどん強い奴が出て来て、収集つかなくなりそうだな。ネバーエンディングストーリーだ。