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ちょいちょい書くかもしれない日記(あっちもこっちも)

最近、長男猫が私を起こすのに凝っている。
でっかい足でしんねりと色んなところを踏んでいく。
朝食の催促なので、起こしてくれるのは助かるのだが、何なら出勤前も同じように起こしてほしいところ。
昨日から、あちこちに蕁麻疹が出始めた。
私にとっての蕁麻疹は、疲労とストレスが耐えていい基準を超えたぞ、というお知らせのようなものだ。
身体の忠告に素直に従って休みたいと思いつつも、痒いとそれすら難しいので、朝イチで皮膚科に行く。
待合室の先客に、キッズ3人を抱えたママさんがいたのだが、診察室から「手足口病ですかァ!」という悲鳴のような声が漏れ聞こえ、順番待ちの一同、顔を見合わせ、同情の念を分かち合った。
子育て中の親御さんを支えるために税金を払っているところもある独身者なので、なんか……なんか利用できる公的サービスにたどり着けますように。

帰宅して、少しだけ庭仕事。
朝顔を片付けたあと、そのうち来るであろうパンジー苗を植えるために、土をゆっくり整えている。
土を掘り返し、ミミズを避難させたあと、アホみたいに見受けられたヨトウとコガネムシ対策で熱湯をだばだばとかけた。
たいていの生き物は大事にしたいほうだが、この二者だけはダメだ。
多少駆除したところで絶対にいなくならないという謎の確信みたいなものすらある。
とても細長いスペースで、言うなれば野生のプランターみたいなものなので、熱湯などという原始的な方法が存外有効なのだ。
しばらく置いてから、竹堆肥と腐葉土を足そう。
そういえば、朝顔の種は、けっこうこの熱湯殺菌に耐える。今年それを知った。

午後、週末に買ったリップクリームを届けに病院へ。
母は二人部屋に移されていた。相方がいないので、実質個室である。
病院の配慮に深く感謝する。
どの病室にも大きな窓があって(勿論少ししか開かない)、明るくて素敵だ。
母は、自分が騒いで他の患者さんを寝不足にした癖に、「夜中に叫び声が聞こえて眠れないのよ!」とぷりぷり怒っていた。
ナース氏と苦笑いを交わす。
リップクリームは食べちゃったりするとアレなので、ナースステーションで預かって、必要そうなときに使ってくれるそう。
今のところ、リハビリは断固拒否の構えで、そこをなだめすかして少しずつやってます、とのことだった。
できたら毎日でも説得に来てくださいと言われ、さすがに毎日は無理ですが来られるときは来ますと答える。
今の母のほとんどすべてが、私の知る母ではない。
おそらく、晩年の祖母のために奔走していた頃の母も、同じ感慨を噛みしめていたのだろうと思う。
祖母の難しい「晩年」はけっこう長かった。
母のこれからもまた長丁場になるのだろうと、うっすら覚悟をする。
祖母のときは、母の兄妹たちが一枚板になれなかったところも大きな問題のひとつだったので、弟との関係は健全に保ちたい。

病院を出て車に乗り込んだところで、名古屋の叔父叔母がお世話になっているケアマネ氏から連絡があった。
デイサービスを夫婦でどうかと働きかけているのだが、叔父のほうが頑として撥ねつけているらしい。叔母もまったく乗り気でない模様。
姪御さんからもおすすめしてあげてください、と言われて、わかりましたとは答えたけれど、これは間違いなく偏見とプライドの問題なので、説得は難しかろうなと思う。
何しろ私には、実の親の説得をしくじった過去がある。いわんや叔父叔母をや、である。
どっちもどっちも、と頭の中で「銀河烈風バクシンガー」のOPが流れ始めたが、誰に伝わるねんこれ。

あとは夕方まで原稿。
夕食を食べてひとやすみしたら、また原稿。
1時間やったら2時間休まねばならない体たらくだが、それでもこつこつやればいつかは終わる。
休まず働いていた時代の負債を返しているのだ、くらいの気持ちでいこうと思う。
ただ、各方面をお待たせせざるをえない現状が申し訳なくてしんどい。
せいいっぱい頑張ってはいるのだが。本当に。

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椹野道流
こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。